それはまた別の話 (文春文庫)著者：和田 誠販売元：文藝春秋発売日：2001-02 2009/7/2読了。 偶然見つけて買った本です。和田誠氏と三谷幸喜氏の映画をめぐる対談。三谷幸喜氏の著作はわりと持ってるはずなんですけど、本書は全然しりませんでした。 『今だ…

有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー (角川文庫)販売元：角川書店発売日：2004-10 2009/6/26読了。 有栖川有栖氏のアンソロジー前作『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』を読んだのはいつのことでしょうか？収録作品のバラエティ加減はどうだった…

ザ・古武道―12人の武神たち (光文社文庫)著者：菊地 秀行販売元：光文社発売日：1996-12 2009/6/24読了。 格闘小説の二大巨頭は、夢枕獏氏と菊地秀行氏であると勝手に思っているのですが、夢枕氏の武道エッセイ『本朝無双格闘家列伝』は読んだので、次は菊地…

天才数学者たちが挑んだ最大の難問―フェルマーの最終定理が解けるまで (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)著者：アミール・D. アクゼル販売元：早川書房発売日：2003-09 2009/6/22読了。 タイトルどおり、フェルマーの最終定理が解けるまでを追う、ノン…

古道具 中野商店 (新潮文庫)著者：川上 弘美販売元：新潮社発売日：2008-02 2009/6/14読了。 さてさて、いよいよ記述師の苦手な現代日本小説の番がやってまいりました！ でも、久々に面白かったです。ジャンル小説以外では久々（しつこい）に。古道具屋を営…

ラッシュライフ (新潮文庫)著者：伊坂 幸太郎販売元：新潮社発売日：2005-04 2009/6/11読了。 久しぶりの伊坂幸太郎作品。恩田陸氏の『ドミノ』のように視点人物が様々に入れ換わりながら、ストーリーが進んでいきます。 それにしても、空き巣に入った先で、…

イニシエーション・ラブ (文春文庫)著者：乾 くるみ販売元：文藝春秋発売日：2007-04 2009/6/5読了。 う……評価に困る作品だ！「ラストの二行で驚け！」的な宣伝がなければ、楽しめただろうに。 検証サイトをいくつか見てみたんですが、80年代風俗にはまった…

聖豹紀(ジャガー・センチュリー)―バンドネオンの豹(ジャガー) (講談社文庫)著者：高橋 克彦販売元：講談社発売日：2000-02 2009/6/4読了。 <バンドネオンの豹>シリーズの第2作。前作『バンドネオンの豹』のエントリで本書のAmazonのあらすじを引きました。も…

封印サイトは詩的私的手記―I Say Essay Everyday (幻冬舎文庫)著者：森 博嗣販売元：幻冬舎発売日：2003-08 2009/6/1読了。 今更ながら『すべてがEになる』『毎日は笑わない工学博士たち』に次ぐ森博嗣氏エッセイの第3弾。1999年の日記です。1999年かぁ……な…

Jの神話 (文春文庫)著者：乾 くるみ販売元：文藝春秋発売日：2008-11-07 2009/5/27読了。 読み終わって思うのは……ただただ<メフィスト賞>っておそろしいなぁ!!ということか（涙）。 なんとなくJリーグの話だと思ってました（本当に）。本書の新刊時に繰り広…

密室・殺人 (角川ホラー文庫)著者：小林 泰三販売元：角川書店発売日：2001-06 2009/5/25読了。 小林泰三だもんなぁ……何があってもおかしくないと思って読み進めました。●●●●川とか出てくるし……あの呪文も出てくるし……『黒い仏』ふたたび！と思ったら、さす…

活字三昧 (角川文庫)著者：目黒 考二販売元：角川書店発売日：1996-01 2009/5/21読了。 目黒考二氏のエッセイ&ブックガイドはまとめて読もうと思っていたのです。でも自宅の本の山から、発掘されちまったら仕方ない。まあ順番なんてあってないみたいなもんだ…

とっぴんぱらりのぷぅ著者：田中芳樹販売元：光文社発売日：2009-01-21 2009/5/20読了。 図書館で借りました。とりあえず図書館では、ハードカバーのブックガイド的なものを借りようと決心しました。 田中芳樹氏の文章を読んでいて（彼だけじゃないんですが…

文学なんかこわくない (朝日文庫)著者：高橋 源一郎販売元：朝日新聞社発売日：2001-05 2009/5/19読了。 個人的には、高橋源一郎氏と言えば、日本ポストモダン小説の旗手としてなんとなく認識していています。 『惑星P‐13の秘密 (角川文庫―ニュースタンダー…

乙女軍曹ピュセル・アン・フラジャーイル (ソノラマ文庫)著者：牧野 修販売元：朝日ソノラマ発売日：2003-10 2009/5/18読了。 初牧野修作品。 人類が自ら作り出した、惑星開発用改造人間……じゃなくて<擬人種（ヒトデナシと読みます）>に征服された遠未来。人…

愛の見切り発車 (新潮文庫)著者：柴田 元幸販売元：新潮社発売日：2000-05 2009/5/15読了。 『夜の姉妹団』を読んだときもそうだったのですが、海外文学系のブックガイドを読んで、残念なのは邦訳が出ていないとき……。もちろん原書を読まない自分が悪いんで…

呪の血脈 (富士見ミステリー文庫)著者：加門 七海販売元：富士見書房発売日：2004-02 2009/5/13読了。 てっきり『幻想文学1500』に載っていたので買ったとばかり思っていたのですが……『鬼の血脈』と間違えてたのか？まあ、いいや。初加門七海氏作品です。 大…

夜の姉妹団―とびきりの現代英米小説14篇 (朝日文庫)販売元：朝日新聞社発売日：2001-05 2009/5/11読了。 ◆「夜の姉妹団／スティーヴン・ミルハウザー」 ……思春期の少女たちが集う（と思われる）秘密結社（と言われる）<夜の姉妹団>。少女たちは夜な夜な集い…

交渉人 (幻冬舎文庫)著者：五十嵐 貴久販売元：幻冬舎発売日：2006-04 2009/5/7読了。 ソデの著作一覧を見て気がつきました……『安政五年の大脱走』って五十嵐氏の作品だったのか、覚えてなかった。 遅ればせながら今野敏氏の作品を集めようと思っていまして…

PAY DAY!!! (新潮文庫)著者：山田 詠美販売元：新潮社発売日：2005-07 2009/5/1読了。 本書は豊崎由美氏のブックガイドで知りました。山田詠美氏の既読本は『色彩の息子』『ラビット病』『ぼくは勉強ができない』『アニマル・ロジック』。実はあまり読んでい…

天帝妖狐 (集英社文庫)著者：乙一販売元：集英社発売日：2001-07 2009/4/28読了。 中編2作が収録されています。乙一作品は『夏と花火と私の死体』とあともう一作（忘れた）を読んだのみ。案外見かけないんだよなあ……。 ◆「A MASKED BALL －及びトイレのタバ…

倫敦暗殺塔 (祥伝社文庫)著者：高橋 克彦販売元：祥伝社発売日：2006-12 2009/4/27読了。 もちろんミステリなんですけど、伝奇小説としてカテゴリわけしました。ミステリ的なトリックはもちろんなんですが、なんといっても伝奇的仕掛がよかったですし。 舞台…

時代小説の勘どころ著者：寺田 博販売元：河出書房新社発売日：2008-04 2009/4/24読了。 『役小角第一部異界の人々』 黒須紀一郎 作品社 『役小角第二部神の王国』 黒須紀一郎 作品社 『露の玉垣』 乙川優三郎 新潮社 『日本国王抹殺』 黒須紀一郎 作品社 『…

百万のマルコ (創元推理文庫)著者：柳 広司販売元：東京創元社発売日：2007-03 2009/4/22読了。 読み始めて気がついたのですが、柳広司氏は、あの『ジョーカー・ゲーム』の著者だったんですねぇ……。創元推理文庫でも『はじまりの島』『黄金の灰』『饗宴』の…

そして粛清の扉を (新潮文庫)著者：黒武 洋販売元：新潮社発売日：2005-01おすすめ度： 2009/4/17読了。 書影のオビにあるように、第1回ホラーサスペンス大賞受賞作です。なんで知ったのかなぁ……東雅夫氏の本かなぁ。 記述師が手に入れた105円本では（当然）…

写楽・考―蓮丈那智フィールドファイル〈3〉 (新潮文庫)著者：北森 鴻販売元：新潮社発売日：2008-01-29おすすめ度： 2009/4/15読了。 久しぶりの<蓮丈那智フィールドファイル>シリーズです。3作目。 ◆「憑代忌」 ……久々過ぎて、まったく話を忘れている……。沙…

絶対音感 (新潮文庫)著者：最相 葉月販売元：新潮社発売日：2006-04おすすめ度： 2009/4/14読了。 今更の、大ベストセラーを読みました。 うちでも娘をヤマハに通わせていたので（もうやめちゃいましたけど）、親の気持ちはわかります。 しかし絶対音感その…

決定版 百冊の時代小説著者：寺田 博販売元：文藝春秋発売日：1999-11 2009/4/10読了。 今、表紙画像を取り込もうとしたら、文庫版が出ていることを発見！が～ん……そうだったのか。まあ、いいか！ どこかで、同じ著者の『時代小説の勘どころ』が面白いと聞い…

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)著者：グレッグ イーガン販売元：早川書房発売日：2000-12 2009/4/6読了。 『火星人先史』の方を先にアップしてしまいましたが、本来はこちらが先に読了。イーガンの短篇集です。本の山の中からようやく発掘。 ◆「貸金庫」 ……生ま…

火星人先史 (徳間デュアル文庫)著者：川又 千秋販売元：徳間書店発売日：2000-12 2009/4/8読了。 荒涼たる火星の大地を力強く駆けるカンガルー！……なんて違和感のない光景でしょう。川又千秋氏作品は『幻詩狩り』に続いて2作品目。大森望氏の<現代SF1500>で…