ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫) [文庫]若竹 七海光文社2002-09-10 2005/4/30読了。 よく若竹作品を指して言われる 「コージーミステリ」とは、ただ単に「ユーモアの あるあたたかいミステリ」だと思っていましたが…な んでしょう、この不安定な感じ…

アインシュタイン交点 (ハヤカワ文庫SF) [文庫]サミュエル・R. ディレイニー早川書房1996-06 2005/4/26読了。 う～ん・・・。ＳＦというかファンタジーという か。難解です。 訳者・伊藤典夫氏の巻末の解説はな んと４０ページ！単なる冒険ものに見える物語…

永遠の森 博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA) [文庫]菅 浩江早川書房2004-03-09 2005/4/21読了。 地球と月の重力均衡点のひとつ、ラグランジュ３に浮かぶ博物館惑星「アフロディー テ」に勤務する学芸員たちを巡る連作短編集です。 彼らはデータベースコンピュータ…

山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫) [文庫]有栖川 有栖東京創元社2002-07 2005/4/18読了。 一日で読んでしまいました。スト レートなフェアプレイミステリィですね 。山伏・地 蔵坊が自分で謎を提供して自分で解決してしまう、 一風変わった安楽椅子探偵もので…

陸橋殺人事件 (創元推理文庫) [文庫]ロナルド・A. ノックス東京創元社1982-10-29 2005/4/18読了。 「推理小説ファンが最後に行き着く 作品」と言われています。 作家の山田雅也氏は、その著書『ミステリー倶楽部へ行こう』の中でこの作品について次のように…

なめくじに聞いてみろ―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫) [文庫]都筑 道夫扶桑社2000-10 2005/4/10読了。 大好きなシリーズ「昭和ミステリ秘 宝（扶桑社文庫）」の一冊です。このシリーズだけ は１００円じゃなくても見かけたら買うようにして います（笑）。 …

誰にもできる殺人―山田風太郎傑作大全〈4〉 (広済堂文庫) [文庫]山田 風太郎廣済堂出版1996-07-01 山田風太郎お得意の連作ミステリです。 最近はこう いった趣向のミステリが多くあるのでそんなに驚かされるというわけではありませんが、さすが風太郎、おど…

アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫) [文庫]小峰 元講談社2006-09-16 かなり昔の本ですが乱歩賞受賞作ということで『文学賞メッタ斬り』でも褒めてあったので探してみました。 読み終わったとき、なるほどな～とタイトルの付け方に感心しますね。 会話…

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫) [文庫]新田 次郎新潮社1978-02-01 山岳小説の大家・新田次郎の小説。実話を基にして います。 日露戦争を前にして、陸軍は豪雪の中での 戦闘を考慮して、データ収集のために第５連隊と第 ３１連隊に雪中行軍を行わせます。１９…

苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4)) [文庫]ピーター・ラヴゼイ早川書房1987-09 ラヴゼイの作品は森博嗣氏のブックガイドで知りま した。 ハヤカワ文庫の第１作『偽のデュー警部』で はまりました。なんだか読むのがもったいないので 『キースト…

十八の夏 (双葉文庫) [文庫]光原 百合双葉社2004-06 2005/4/5読了。 とても読みやすい短編集です。宮部みゆき氏を思わ せるタッチですね。表題作もいいですが、個人的に は、妻を亡くした書店員が子どもと二人で新しい生 活を始める中で出会う恋を描く「ささ…

スティームタイガーの死走 (角川文庫) [文庫]霞 流一角川書店2004-03-25 2005/4/4読了。 人が消失し列車が消失し、ついには出版社まで消失 してしまった伝説のミステリです。大どんでん返し というか・・・なんというか・・・とにかく最後ま で読み進めるこ…

鉄塔 武蔵野線 (新潮文庫) [文庫]著者：銀林 みのる出版：新潮社(1997-05) 「鉄塔」文学最初にして最後（？）の傑作です。 送電線武蔵野線の鉄塔の先にあるものを探して、番号順にさかのぼる少年たちの物語。 多用された鉄塔の 写真たちにマニア心をくすぐら…

フォー・ユア・プレジャー (講談社文庫) [文庫]著者：柴田 よしき出版：講談社(2003-08-08) 花咲慎一郎シリーズの第２弾です。これから子ども が生まれる身としては考えさせられる一冊です。こ んなに保育園を探したりするのって大変なんでしょ うか・・・。…