2007-01-01から1年間の記事一覧
ダ・ヴィンチ 2008年 01月号 [雑誌] 『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』 山口雅也/編 角川文庫 『ばいばい、アース 4 尾、今ここに在る者』 冲方丁 角川文庫 『空の境界 中 』 奈須きのこ 講談社文庫 『生贄を抱く夜』 西澤保彦 講談社文庫 『すべて…
ミニ・ミステリ傑作選 (創元推理文庫 104-24) エラリー・クイーン編 創元推理文庫 2007/12/5 読了。 『密室殺人傑作選』に次ぐ、我が心の師、北村薫師の薦めるミステリ基本図書第二弾です。神保町で50円で手に入れたため、むちゃくちゃ日焼けしてます。カバ…
楽園のつくりかた (角川文庫) 笹生陽子 角川文庫 2007/11/22 読了。 ややこしいのばかり(?)読んでいたのでこの辺でヤングアダルトを。帰りの電車と家とでさっと読み終わりました。これ、なんで読もうと思っていたのか・・・まったく覚えがないのですが。 …
タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262) カート・ヴォネガット・ジュニア ハヤカワ文庫 2007/11/22読了。 今年亡くなったカート・ヴォネガット。書店店頭でもSFマガジンの追悼特集と絡めてフェアが見受けられました。しかし品切れも多いのか(未確認です)寂…
暗号機エニグマへの挑戦 ロバート・ハリス 新潮文庫 2007/11/19 読了。 オリジナルタイトルは"ENIGMA"。そのままにしとけばいいものを・・・こんな邦題にしたことで、なんだかプロジェクトX的な印象になってしまいました。とはいっても、中身もわりとプロジ…
ペルシャの幻術師 (文春文庫) 司馬遼太郎 文春文庫 2007/11/7 読了。 司馬氏の作品は『新撰組血風録』『梟の城』に続いて3冊目。 「ペルシャの幻術師」・・・表題作。西暦1253年、蒙古軍によって占領されたペルシャの街メナム。ペルシャ攻略軍支隊長である大…
別役実のコント教室―不条理な笑いへのレッスン 別役実 白水社 2007/11/5読了。 図書館で借りました。中をパラッと見て、てっきり別役実氏のコントを自ら解体してみせる本かと思ったんですが・・・そうではなく、劇作スクールの生徒の作品を批評するものでし…
本棚探偵の回想 (双葉文庫 き 15-2) 喜国雅彦 双葉文庫 2007/11/4読了。 というわけで、『本棚探偵の回想』です。本作でも喜国氏の行動力は健在。神保町のすべての古本屋で探偵小説かそれに類するものを買う(今回は本当に買います)ことにチャレンジする「…
本棚探偵の冒険 (双葉文庫) 喜国雅彦 双葉文庫 2007/11/2再読了。 久々に新刊書店で購入した(すみません)『本棚探偵の回想』。を読む前に、第1弾であるこちらを再読。 改めて読んでみると、喜国氏の著作が面白いのは、行動的だからですよね。自分で函を作…
歴史に好奇心(2007年10月) NHK出版 2007/10/30読了。 書店店頭で長山靖生氏の名前がパッと目に入ってきて、おお?と思い購入。NHKの番組「歴史に好奇心」のテキストです。 「知るを楽しむ」という帯番組の木曜日が「歴史に好奇心」らしいのですが、水曜日…
火刑法廷 ジョン・ディクスン・カー ハヤカワ文庫 10/26読了。 本格ミステリとしてももちろん有名ですが、怪奇幻想小説として読みました。カテゴリはミステリにしましたけれども。 編集者のエドワード・スティーヴンスが、自社の有力作家ゴーダン・クロスの新…
魔法医師ニコラ (小学館文庫) ガイ・ブースビー 小学館文庫 2007/10/19読了。 菊池秀行氏による翻訳です。てっきり翻案かと思ってましたが(笑)。ま、あまりといえばあまりなカバー。菊地氏のオリジナル作品に見える! 1896年、100年前の作品なんですね。ピ…
ようやく出張がひと段落。まぁ、また再来週あたり出張ですけれど。急に寒くなってきたので、早速風邪を引いてしまいました。しかも出張中に!1泊2日だったからよかったようなものの、それでも二日目は死ぬかと思いました。一日目の夜は、ホテルであまりの熱…
ゼーランジャ城の侍 新宮正春 集英社文庫 2007/10/17読了。 本書は情報もまったくなく、偶然ブックオフで見かけてカバー裏の解説のみで購入しました。表紙は村上豊、ゼーランジャ城・・・もうこれだけで伝奇臭&オリエンタル臭がする!と思いまして(笑)。筒…
地球環 堀晃 ハルキ文庫 2007/10/14読了。 堀氏の作品は初挑戦です。 <情報サイボーグ>シリーズの短編集(だそうです)。<情報サイボーグ>とは、体内に超高密度LSIを内蔵し驚異的な演算能力と記憶容量をもち、太陽系全域を覆う情報ネットワークのコンピ…
人喰いの時代 山田正紀 徳間文庫 2007/10/7読了。 よく見たら、この表紙はハルキ文庫ですね。ま、いいか。こっちの方が素敵な表紙だし。 タイトルからてっきり密室ミステリのオンパレードかと思ってたら、そういうわけでもないんですね。そう考えると、時代…
シロツメクサ、アカツメクサ (光文社文庫) 森奈津子 光文社文庫 2007/10/3読了。 ホラー系短編集です。巻末にある初出の表記を見ちゃうとなんとなく話の流れを意識してしまうので、見ないことをオススメします。 「一九七七年の夏休み」・・・田舎の家、開か…
ダ・ヴィンチ 2007年 11月号 [雑誌] 『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』 山口雅也 角川文庫『生首に聞いてみろ』 法月綸太郎 角川文庫『ばいばい、アースⅡ 懐疑者と鍵』 冲方丁 角川文庫『工学部・水柿助教授の逡巡』 森博嗣 幻冬舎文庫『プラトン学…
日の名残り カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫 2007/10/2読了。 というわけで、偶然ですが『翻訳文学ブックカフェ』に登場した土屋政雄氏の訳した『日の名残り』です。 ダーリントン・ホールの執事として、戦前からダーリントン卿に仕えてきたスティーブンス…
翻訳文学ブックカフェ 新元良一 本の雑誌社 2007/10/1読了。 図書館で借りました。そういえば、本の雑誌社の単行本は初めてだなぁ。ジュンク堂池袋店で行われたトークを収録したものです。 <翻訳>ということに興味を持ち始めて、なんとなく営業中も<翻訳…
怪奇幻想ミステリ150選―ロジカル・ナイトメア 千街晶之 原書房 2007/9/28読了。 図書館で借りてました。ぱらぱらっとめくった時は、結構知ってるかなぁと思ったのですが、熟読すると面白そうなものがわんさか!タイトルは知っていたり、書店で見かけても手に…
ぼくのキャノン (文春文庫) 池上永一 文春文庫 2007/9/26読了。 池上永一氏の著作は、『バガージマヌパナス―わが島のはなし 』に次いで2冊目。第二次世界大戦中に使われた大型カノン砲が一番高い丘に設置されたまま残されている沖縄のある村。村人はそのカノ…
見えないグリーン ジョン・スラデック ハヤカワ文庫 2007/9/21読了。 密室ミステリアンソロジー『大密室』の中で、誰かが言及していたことで知っていた作品です。今見返して見ると、恩田陸氏ですね。しかし、これだけの記述でよく探そうと思ったなぁ・・・。…
空のオルゴール (新潮文庫) 中島らも 新潮文庫 2007/9/18読了。 中島らも氏の作品は『ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)』が五つ星の面白さでした。エッセイ系も有名ですが、記述師はほとんど未読。『カダラの豚』にはむちゃくちゃはまったなぁ。たぶん『その辺…
密室殺人傑作選 H・S・サンテッスン ハヤカワ文庫 2007/9/16読了。 北村薫師が『ミステリ12ヶ月』で基本図書として挙げていた本書。記述師としては破格の450円という高値で購入!(書いてて悲しい・・・)。ま、105円じゃなかなかないから仕方ないっす。 「…
はじめて話すけど…―小森収インタビュー集 小森収 フリースタイル 2007/9/11読了。 図書館で借りました。パラパラっとめくったら三谷幸喜氏の名前が見えたので。タイトルどおり、小森収氏によるインタビュー集です。 各務三郎 「ミステリがオシャレだったころ…
ダ・ヴィンチ 2007年 10月号 [雑誌] 『レヴォリューションNo.3』 金城一紀 角川文庫『バイバイ、アース 1 理由の少女』 冲方丁 角川文庫『ネフィリム 超吸血幻想たん』 小林泰三 角川ホラー文庫『QED~ventus~鎌倉の闇』 高田崇史 講談社文庫『螢坂』 北森…
隠し剣孤影抄 (文春文庫) 藤沢周平 文春文庫 2007/9/7読了。 <隠し剣>シリーズの1作目ですね。2作目の『隠し剣秋風抄』から先に読んでしまいましたが・・・。 「邪剣竜尾返し」・・・檜山絃之助は雲弘流の剣士。ひょんなことから強敵と試合をしなくてはな…
脳髄工場 (角川ホラー文庫) 小林泰三 角川ホラー文庫 2007/9/5読了。 『玩具修理者 (角川ホラー文庫)』『ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)』『目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)』に続いて読んでいます。なんとなく『ゼウスガーデン衰亡史…
すべてがEになる―I Say Essay Everyday 森博嗣 幻冬舎文庫 2007/9/4読了。 森博嗣氏は大学生のときはまって以来、かなりコンスタントに読んでいます。幻冬舎のエッセイシリーズも、その昔ソフトカバーのものを何冊か読みましたが、売っちゃったので再読。105…