動物園の鳥 (創元推理文庫) [文庫]坂木 司東京創元社2006-10-11 2011/4/12読了。 の第3弾。 はじめての長編です。 人の出身校とかばかり気にする登場人物が出てくるのですが……ギクッ。

仔羊の巣 (創元推理文庫) [文庫]坂木 司東京創元社2006-06-17 2011/4/12読了。 の第2弾。 ◆「野生のチェシャ・キャット」 ◆「銀河鉄道を待ちながら」 ◆「カキの中のサンタクロース」

青空の卵 (創元推理文庫) [文庫]坂木 司東京創元社2006-02-23 2011/4/11読了。 〈ひきこもり三部作〉（だっけ？）の第一弾。 自室にひきこもってプログラマの仕事をしている鳥井真一。そんな真一と共依存状態にある坂木司。ふたりの成長（？）を描く物語です…

イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談 [単行本]押井 守徳間書店2004-03-06 2011/4/10読了。 われわれに必要なのは「実在するそれに等しい（あるいは必要充分な）情報量を持ちつつ、しかも映画の内部以外に何の根拠ももたぬ非在の登場人物」である…

ねじの回転―February moment (下) (集英社文庫) [文庫]恩田 陸集英社2005-12 2011/4/8読了。 ほとんど詳しいSFガジェットに触れぬまま話をまとめてしまいました、恩田陸氏。 AIDSではなくHIDS（歴史的不全症候群）とか 結局、防げたのか？

ねじの回転―February moment (上) (集英社文庫) [文庫]恩田 陸集英社2005-12 2011/4/8読了。 国連主導による歴史改変計画？ 日本でのそれはニニ六事件が選ばれます。「転換点」として。 と考えると普通は歴史を遡って、歴史を変えると思いますが、どうやらこ…

星の、バベル〈下〉 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ) [文庫]新城 カズマ角川春樹事務所2002-09 2011/4/7読了。 それにしても、『サマー/タイム/トラベラー』のときもそうでしたが、新城氏の作品はいつも踏みとどまる感じ。膨大な（SF的）知識も感じさせる…

活字倶楽部 2011年 03月号 [雑誌] [雑誌]雑草社2011-01-25 『空色勾玉』 荻原規子 徳間文庫 『白鳥異伝㊤㊦』 荻原規子 徳間文庫 『薄紅天女㊤㊦』 荻原規子 徳間文庫 『喜嶋先生の静かな世界』 森博嗣 講談社 『死者を起こせ』 フレッド・ヴァルガス 創元推…

星の、バベル (上) (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ) [文庫]新城 カズマ角川春樹事務所2002-01 2011/4/6読了。 『サマー/タイム/トラベラー』に続いて新城カズマ氏作品。 「言語至上主義的SF」です(笑)。 赤道直下に位置するミソネシア共和国。言語を研究…

アヌビスの門〈下〉 (ハヤカワ文庫FT) [文庫]ティム パワーズ早川書房1993-07 2011/4/5読了。 俄然面白くなってきました！（上巻も面白いけど） 「魔術師は地面についてはいけない」というルール設定が秀逸！ ですから魔術師はバネ付き靴を履いていたり、竹…

アヌビスの門〈上〉 (ハヤカワ文庫FT) [文庫]ティム パワーズ早川書房1993-07 2011/3/30読了。 これってハヤカワ文庫FTなんですね……SFかと思ったが。 時は1802年、古代エジプトの栄光を再び甦らせようと、大神アヌビスを召喚する魔術をおこなったことで、ど…

小説の羅針盤 [単行本]池澤 夏樹新潮社1995-04 2011/3/27読了。 上田秋成の『雨月物語』を読んでみたくなりました。 山田詠美に対する評論が素敵でした。

本の雑誌 334号 [雑誌]本の雑誌社2011-03-10 『寅申の刻』 ロバート・ファン・ヒューリック 早川書房 『爛れた闇の帝国』 飴村行 角川書店 『連続殺人鬼カエル男』 中山七里 宝島社文庫 『シリンダー世界111』 アダム=トロイ・カストロ ハヤカワ文庫SF 『ブ…

ダ・ヴィンチ 2011年 04月号 [雑誌] [雑誌]メディアファクトリー2011-03-05 『不思議の扉時をかける恋』 大森望／編 角川文庫 『ベンジャミン・バトン数奇な人生』 フィツジェラルド 角川文庫 『樹環惑星ダイビング・オパリア』 伊野隆之 徳間文庫 『シンメ…

SFベスト201 (ハンドブック・シリーズ) [単行本]新書館2005-05-01 2011/3/21読了。 甘くみてました……SFの世界……まだまだ知らない、聞いたこともなかった作品がたくさん……。さらに知ってはいたけれど、タイトルからして読もうと思わなかった作品（『さよなら…

邪神創世記〈下〉 [文庫]スティーヴ オルテン文藝春秋2006-05 2011/3/18読了。 おぉ、バカにしてごめん！無茶苦茶SFっぽくなってきた……。 前作『蛇神降臨記』で起きた出来事を、SFとして解決しようとする試みか。 「（中略）このようにして、最初の少林寺は…

邪神創世記〈上〉 [文庫]スティーヴ オルテン文藝春秋2006-05 2011/3/16読了。 初っぱなから、霊媒体質の精神科医が魂の疑似科学について語り、ロズウェルのUFO墜落、などオカルトタームが頻出。結構面白いはずなんですけど、『ブレイン・バレイ』や『航路』…

殺しの時間-乱視読者のミステリ散歩 [単行本（ソフトカバー）]若島 正バジリコ2006-09-20 2011/3/11読了。 「ハヤカワミステリマガジン」連載を収録した本です。 読んで正解でした！まだ聞いたこともない無茶苦茶面白そうな作品が盛りだくさん！（基本的に未…

蛇神降臨記 (文春文庫) [文庫]スティーヴ オルテン文藝春秋2003-02 2011/3/8読了。 マヤ暦の2012/12/21。意味深だなあ……。 精神科のインターンであるドミニク・バスケスは、罪を犯した精神異常者を収容する南フロリダ評価治療センターに研修のため着任。 そ…

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ [単行本（ソフトカバー）]伊藤 剛NTT出版2005-09-27 2011/3/1読了。 なぜか探求書リストに載っていた作品。 もちろん巨人「手塚治虫」の業績を否定しようというわけではなく、「手塚」を聖域化することでマン…

SFが読みたい!〈2011年版〉発表!ベストSF2010「国内篇・海外篇」 [単行本]早川書房2011-02 2011/2/25読了。 『アリスへの決別』 山本弘 ハヤカワ文庫JA 『あるいは脳の中に棲む僕の彼女』 松本晶 角川春樹事務所 『密閉都市のトリニティ』 鳥羽森 講談社 『…

本の雑誌 333号 [単行本（ソフトカバー）]本の雑誌社2011-02-10 『こぐこぐ自転車』 伊藤礼 平凡社ライブラリー 『自転車ぎこぎこ』 伊藤礼 平凡社 『Gold Rush！ぼくと相棒のすてきな冒険』 シド・フライシュマン ポプラ社 『小さなバイキング』 ルーネル・…

疾走!千マイル急行〈下〉 (ソノラマ文庫) [文庫]小川 一水朝日ソノラマ2005-09 2011/2/16読了。

ダ・ヴィンチ 2011年 03月号 [雑誌] [雑誌]メディアファクトリー2011-02-05 『光の指で触れよ』 池澤夏樹 中公文庫 『風にもまけず粗茶一服』 松村栄子 マガジンハウス 『オリクスとクレイク』 マーガレット・アトウッド 早川書房 『人造救世主ギニー・ピッ…

疾走!千マイル急行〈上〉 (ソノラマ文庫) [文庫]小川 一水朝日ソノラマ2005-07 2011/2/15読了。 世にも珍しい「蒸気機関車SF」……珍しくはないか？

虚構まみれ [単行本]奥泉 光青土社1998-05 2011/2/12読了。 ずっと探求書リストにあった奥泉光氏のエッセイ集です。 大学院で研究者の道を歩んでいた氏らしく、とても端正な筆致（でもかなりユーモラスな）。理路整然としていて、とてもトレースしやすい文章…

妖説太閤記(下) (講談社文庫) [文庫]山田 風太郎講談社2003-11-142011/2/9読了。 「殿下」 と、行長は生唾をのみこんで言った。 「唐入りのこと、お止めに相成りまするか？」 （中略） 「止めぬ」 と秀吉ははじめて返事した。 「弥九郎、わしは止めぬぞ。止…

妖説太閤記(上) (講談社文庫) [文庫]山田 風太郎講談社2003-11-14 2011/2/4読了。 久しぶりの山風作品。伝奇的ではありますが、意外と歴史小説的な展開。あれ？もっとグッチョングッチョンな話かと思ってたんですが……。 本書の秀吉の原動力は、お市の方。 彼…

サマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA) [文庫]新城 カズマ早川書房2005-07-21 2011/2/2読了。 「置いていかれたくない」「誰かに見ていてほしい」「誰かに居てほしい」などなどの狂おしい思いが、がっつりと書かれている、超青春SFでした！ 他のレ…

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA) [文庫]新城 カズマ早川書房2005-06-16 2011/2/1読了。 なんでしょう……新しい日本SFっていうコンセプトのシリーズだったと思いますが、意外とスタンダードというか、古きよき日本SFって感じ。 『読む』ってい…