五人の「漫画編集者」たちへのインタビュー集。
編集者と著者との関係はまさに十人十色。
みんな真摯に向き合っている話ばかりですが、ビックコミックスピリッツ編集部の山内菜緒子さんの、書籍を他の娯楽と同等な「一つの商品」と捉えて、それを売るために全力を尽くす考え方にとてもシンパシーを感じました。
私が就職活動をしていた15年くらい前、なにかと「編集者＝黒子」として面接で話している人が多くいました（ような気がする）。
「ずっと部活で副部長をやっていて、人を支えることに長けています」的な。
「ずっと部活で副部長をやっていて、人を支えることに長けています」的な。
私は「編集」も表現のひとつなのかなーと思っていたし、ブックガイドを創りたいと思っていたので、「編集者≠黒子」だと、思っていたけど、もはや別の意味で、Twitterとか販売に関することとかで、編集者は黒子でいられなくなっている。
さらに黒子の編集者を黒子のインタビュアーが自らを消して編集するというメタな構造……。
