読了本ストッカー:『紙つぶて(完全版)』谷沢永一/PHP文庫



2020/10/23読了。

岡崎武志氏の『読書の腕前』で知った本書。
いくつかのバージョンがあるようでしたが、「完全版」と銘打たれていたので、こちらを。
やはり現代は、「鋭利な」批評というものには、「この人が言うんなら仕方がない」というエクスキューズが必要な時代だと感じます。


内容(「BOOK」データベースより)

昭和44年3月から昭和58年8月まで、足かけ15年にわたって新聞雑誌に書き続けた書評コラム455篇の集大成である本書は、単なる内容解説、著者紹介にとどまることの多い書評の中で、その精確な知識に裏打ちされた鋭利な批判と適切な称賛は異彩を放ち、書物の海を航海する人の正確無比な羅針盤になること間違いない。当代無双の読書人にして批評家の代表作、待望の復刊。