読了本ストッカー:落語は現世肯定の芸であります……『落語と私』桂米朝/文春文庫



2020/10/21読了。

正直なところ、落語は生で聞いた経験は一度もなく、テレビで少し見たぐらい。
太田光さんや伊集院光さんのラジオなどで、師匠らとの逸話を、エピソードとして知っているくらいなのです。
しかし、本書はとても楽しめました。
やはり自分の芸事をきちんと言葉で伝えることのできる「天才」は、どの世界にも必要ですね!
この書籍化は素晴らしい仕事だと思いました。

内容(「BOOK」データベースより)

落語の歴史、寄席の歴史、東京と上方のちがい、講談、漫談とのちがい、落語は文学か、女の落語家は何故いないか等々、当代一流の落語家にして文化人が、落語に関するすべてをやさしく、しかも奥行き深い蘊蓄をかたむけて語る。

新装版がポプラ社から出版されているので、そちらのほうが手に入りやすいかも。