2018/8/19読了。
将軍職など我関せずと“ただの人”を演じる忠輝。しかし、世は忠輝・秀忠・秀頼を核として、多くの人間の野望が渦をまく。忠輝は五郎八姫（いろはひめ）と結婚して5年たつ中、竹（雪の妹）と相思相愛の仲に。
秀忠を恐れ、再三にわたり援助を請う秀頼に、心動かされた忠輝はキリシタン牢人を続々と大阪城に送り込む。その後、マカオ事件、岡本大八詐欺事件の余波は幕府直轄領のキリシタン禁止令に発展。
慶長18年（1613）、大久保長安の死は大波紋を呼んだ。巨大な金の柩に仕掛けられた忠輝を盟主とする叛乱事件も、大久保忠隣と長安との謀議が発覚し、忠輝は難を逃れる。
