読了本ストッカー:何故か『不思議の海のナディア』を思い起こさせる・・・。と思っていたら!……『バンドネオンの豹』

バンドネオンの豹(ジャガー)


高橋克彦  講談社文庫


2007/4/18読了。


高橋克彦伝奇を集めようかと思っているので、その手始めにノンシリーズを、と思って買い求めました、100円だし。
裏表紙の作品解説を引用しますと・・・



衛星写真に何と八千万年前に絶滅したはずの恐竜が写っていた!ところは南米ギアナ高原。一方、大阪万国博会場では、宝石盗難と女子高校生の失踪事件が起き、大騒ぎに。地球の二極で生じた二つの怪事件はやがて時間空間を超えた大活劇に合流する。夢とロマンが横溢の大冒険小説。


す、凄すぎる・・・これは読まずにはおれません(笑)。まあ、と学会の山本弘氏による『人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート』に書かれていましたが、2007年現在の最高峰レンズをつかっても、衛星では翼手竜は捉えられない(判別できるほどには)と思うので、しょっぱなから突っ込みどころ満載ですが。
目次を見ても「謎の浮上軍艦」「海からくる円盤」「地球空洞説」「アンドロイドへの復活」「地底王国の冒険」「精神機械の反乱」・・・どこへ行くんだ、この話。


エントリタイトルに書いたように、なんだか『不思議の海のナディア』や『海底二万里』を彷彿とさせるなあ・・・と思って読んでいたら、な、なんと!読んでのお楽しみです。
伝奇小説というより少年冒険小説ですね。こんなオドロオドロしい表紙ではなく、青い鳥文庫に入れるべきでは?子どもたちも楽しく読めると思います。


ノンシリーズかと思っていたら!画像を入れるのにAmazonで検索したら続編が出てるじゃありませんか!本書のあとがきでは「2弾3弾も意図されていたようだが、今となっては実現はひどく難しい」とかって書かれてたのに・・・。


聖豹紀(ジャガー・センチュリー)―バンドネオンの豹(ジャガー)



バンドネオンの豹」の闘いから二十数年の月日が流れた。ふたたび現れたサーベルドラゴンが狙うのは、人の魂を操れる機械。それに対して、美しい地底王国アガルタと地球を守るため、ジャガー、藤村たちが立ち上がる。チベットラマ僧や謎の美少女マリも登場し、中央アジアの地底で前代未聞の“400枚連続バトル”が始まる。


なんじゃ「400枚連続バトル」って・・・?