読了本ストッカー:『さらわれたオレオマーガリン王子』マーク・トウェイン/フィリップ・ステッド/福音館書店



2019/4/4読了。

「いいか、よくおぼえておけ!」トウェインが言った。巨大な湖の向こうまで聞こえるような大声だ。
「声が大きくてなんぼの男をぜったいに信用するんじゃない。正直な男なら ── 女もだが ── わかりやすい言葉を、ふつうの音量で、話すもんだ」

トウェインってば、お、茶、目!

Amazonの説明より】
マーク・トウェインが遺した未完の物語は、コールデコット賞作家ステッド夫妻によって、おしまいまでたどりつき、美しい挿絵とともに1冊の本になりました。物語の舞台は、遠くはないがたどり着くことはできず、名前を発音するのが困難を極め、貧しい者はずっと貧しいままの国。ジョニーは、口が悪くろくでなしの祖父と、その国で貧しく不幸せな暮らしをしている。ひょんなことから、動物と話せるようになったジョニーは、一匹のスカンクに誘われ、ユートピアのような場所で、動物たちと幸せに暮らし始める。そんなある日、王様からおふれが出た。行方不明になった王子、オレオマーガリンに関する有力な情報を提供したものには、賞金と王女を与えるというのだ。スカンクがジョニーにたずねた。「賞金稼ぎたい?」実は、動物たちは王子の行方の重要な手がかりをつかんでいたのだ。ジョニーと動物たちは、その情報を携えて、一路お城をめざしたのだが……。