読了本ストッカー:『殺人協奏曲ホ短調』由良三郎/文春文庫



2018/11/16読了。

由良三郎氏の書く、白河警視&結城鉄平シリーズ2作目。
今回は目も見えず、外界と通信する手段のない寝たきりの女性が鍵を握るミステリです。
このトリックは当時としては結構トリッキーじゃないかな?
著者の由良三郎氏の経歴を感じさせる(東大医学部卒、横浜市大細菌学教授、東京大学医科学研究所ウイルス研究部教授)ものです。
今回も音楽家としての蘊蓄もあるし。。。

内容(「BOOK」データベースより)

その殺人事件の唯一の“目撃者”は被害者のとなりに寝ていた重病の夫人であった。全身が不随で眼も耳も口も麻痺したままの彼女が、時折りもらす奇妙なうなり声は、何を意味するのだろうか。彼女は犯人を知っているのか。名コンビ白河警視と甥の結城鉄平の活躍で意外な真相が浮び上がってゆく。本格推理小説