読了本ストッカー:「超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた」……『屍鬼#01』小野不由美/新潮文庫

屍鬼(一) (新潮文庫)
不由美, 小野
新潮社
2002-01-30


2018/11/2読了。

来ました……ついに……『屍鬼』!
読み始めてすぐに、「小野不由美文章めちゃくちゃ巧いな……」と思います。
豊崎由美氏が「時代小説はどうして揃いも揃って山の情景描写からはいるのか?」と言っていましたが、山の情景描写から入っても、巧いわ!

内容(「BOOK」データベースより)

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していた―。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。