読了本ストッカー:コナン・ドイルが母親に愛憎半ばの思いを抱えていたことはよくわかりました……『シャーロック・ホームズの推理博物館』小林司/東山あかね/河出文庫


最後まで読んで知ったんですが、『ガス燈に浮かぶシャーロック・ホームズ』(立風書房)の改訂版でした。

漫画『シャーロッキアン』を読んで、ひさびさにシャーロック・ホームズ読んでみようかなあと思っていました。
参考文献として挙げられていた『シャーロック・ホームズ ガス燈に浮かぶその生涯』と『ガス燈に浮かぶシャーロック・ホームズ』を探していたのですが、まさかすでに買ってたとはな!

五章の「禁じられた性のあかし」などでは、『赤毛組合(赤毛連盟のほうがしっくりくるなあ~)』に関して、
膨大な『フロイト伝』を書いた精神分析学者アーネスト・ジョウンズは彼の有名な著書『肛門性欲性格』の中で黄金は大便だと書いており、ミルトンの『失楽園』その他の例をたくさん挙げている。したがって、男性性器の象徴である質屋から銀行まで地下にトンネルを掘って金貨を盗む計画を図示してみるとわかるように、この計画は肛門性交の欲望を意味しており、これをホームズが邪魔することとなる。

エー!? そうなの?