読了本ストッカー:『影流開祖愛洲移香伝 影と胡蝶』好村兼一/光文社



2017/3/9読了。

時代小説を読み進めると、柳生新陰流あたりの剣豪はたーくさん出てきますが、それより時代を遡ると、ぐっと作品が減ってしまいます。

剣聖・上泉伊勢守塚原卜伝あたりなら池波正太郎氏などの作品もありますし、足利義輝なら宮本昌孝氏の作品などありますね。

しかし、それ以前の始祖クラス(?)となると……。

念流の念阿弥慈恩神道流の飯篠長威斎、陰流の愛洲移香斎などは、ちょい役はありますが、主役をはった作品って……ありますでしょうか?(あったらご教示ください)

そんな中、陰流の創始者愛洲移香斎久忠を主人公とする作品が本書。さっそく読んでみました。

が、ちょっと薄っぺらくない?移香斎。
おぉこりゃそりゃ剣術の始祖にもなるだろうて、という凄みが感じられないんだよなぁ。。。