読了本ストッカー:「ロケット作りはとても楽しい」……『宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた 実録なつのロケット団』あさりよしとお/学研
2016/10/06読了。
「なつのロケット団」とは、本書の著者であるマンガ家、あさりよしとお氏をはじめとする宇宙好きの皆様によるロケット開発グループ。
民間でのロケット軌道投入(とりあえず)を目指しています。
川端裕人氏の『夏のロケット』も以前読みました。主人公の文系語り手の味わう疎外感がリアルすぎて、なんとか読了したものの、再読はできないほどの精神的ダメージを負った身としては、本書も辛いのだけど、なんとか読みました!
エンジンの制作過程が、あさりよしとお氏のイラストでわかりやすく解説されています。
詳しくはわからないですが、おそらく絶妙にデフォルメされているので、リアルな図解を載せられるより、構造がイメージしやすいです。
さすが『まんがサイエンス』シリーズの著者!
とにかく問題なのは「液体の充填」。
初期の水から始まって、液体窒素、エタノール、液体酸素……と、とにかくタンクに入らない!
さまざまな試行錯誤(かなり端折られているとは思いますが……)の末、解決していく様がとても面白いです。
本書読了の2016年10月現在、ツイッターの「なつのロケット団公式」アカウントを見ると、絶賛エンジン爆発中!
これからもチェックしていきたいと思います。