読了本ストッカー:『トムは真夜中の庭で』フィリパ・ピアス/岩波少年文庫


2016/5/13読了。

児童文学の名作と名高い『トムは真夜中の庭で』を読みました。

弟のピーターがはしかになったことにより、夏の間おばさんの家に隔離されることになったトム。
真夜中に大時計が存在しないはずの13時の時を告げたとき、トムは存在しないはずの庭園へ紛れ込むのでした。

子どものころ読んだら、おそらくはまりはしなかったと思います。もっとはっきりとSFしてたり、ミステリしてないと受け入れられなかったと思う……。
ラストの光景を直接地の文で描写するのでなく、第三者のセリフとして描写したところがとても秀逸だと思いました! 『クローディアの秘密』とかもそうでしたよね。