読了本ストッカー『Brain valley㊤』



2006/1/24読了。
瀬名氏の作品は『パラサイト・イブ』以来遠ざかっていたのですが、読み応えのある作品でした。
物語の舞台となる研究施設「ブレインテック」は脳を模した構造を持った研究所なのですが、「脳を模した 研究所」といったら山田正紀氏の『最後の敵』を思 い出します。
両者を読み比べるとバリバリの文系と バリバリの理系の違いがよくわかるかも。
後半の臨死体験とアブダクティー(宇宙人?による誘拐)を 同一の理論を以って分子レベルで解き明かそうとする試みは店主の好きなSFマインド炸裂です。