【記述師文庫堂について】記述師は如何にして探求書リストを作りしか④ シート分割

まあとにもかくにも、データクレンジングがひと息ついたところで、探しやすいリストにするために、シートを分割します。 現在、探求書リストのシートは次のように分割されています。
<全集シリーズ>
<日本文学フィクション>
<児童書>
<時代小説>
<海外>
<創元海外>
<早川海外>
<岩波>
<ソノラマ>
<白水社>
<角川ホラー>
<日本ノンフィクション>
<学研M文庫>
<ちくま>
<ラノベ>
<コミック>
<新書>

前述したように、私の場合探書はブックオフに代表される新古書店の文庫棚になりますので、その棚構成が基本です。

代表的な新古書店の文庫棚構成は……
まず日本人作家の著者名50音順棚。
その隣は時代小説の著者名50音順棚。
次は翻訳ものの版元名50音順。
そしてノンフィクション文庫の版元名50音順。
さらに特殊な文庫の版元名50音順(ちくま文庫角川ホラー文庫)。ラノベ系文庫やソノラマ文庫なんかも仲間ですね。
と、考えると、探求書リストも同様に区分けする必要があります。

<日本文学フィクション>
これに国内のフィクションはほぼすべて含まれます。著者名の50音順に並べ替えます。

<全集シリーズ>
正確には<全集/シリーズ>かな。基本的にハードカバーの全集を集める趣味はないのですが、読みたい短編の入った端本は探すこともあるので、その場合このシートに入っています。新古書店では、全集の棚が設けられていることが多いので。また<山田風太郎傑作大全><昭和ミステリ秘宝>などの叢書としてのシリーズも入れています。

<児童書>
新古書店では児童書ハードカバーや児童文庫は別の棚です。岩波少年文庫福音館文庫などもこちらに含みます。版元名の50音順に並べ替えます。

<時代小説>
これも独立した棚が多いのでまとめてあります。たまにごっちゃになっている棚もありますけど。著者名の50音順に並べ替えます。

<創元海外>
東京創元社の海外のものだけまとめています。日本人作家のものは、50音順の棚にあることが多いのでこちらには入れません。
これは後述の<早川海外><岩波><白水社><ちくま>のシートにも共通することですが、ハードカバーのものも入れてあります。これらの版元は、自社で文庫化することが多いため、文庫化に気がつかなくとも買い逃しがないように、です。

<早川海外>
早川書房の海外のものをまとめています。創元と同じ理由で、日本人作家のものは入っていません。

<海外>
その他の海外のものはすべてこちらに。ブックオフの翻訳文庫は、版元の50音順+著者名の50音順ですので、その並びで。ノンフィクションも含んでいます。

<岩波>
岩波文庫は別にまとまっていることが多いので、まとめてあります。
<ソノラマ>
今は亡きソノラマ文庫。こちらも別のことが多いので、<日本文学フィクション>とは分けてあります。

<白水社>
<uブックス>も別です。新書の棚にあることもありますが。

<角川ホラー>
角川ホラー文庫は国内海外合わせて別棚のことが多いので、まとめています。海外のものもこちらに入っています。ストラウブとか。

<日本ノンフィクション>国内のノンフィクションも文庫版元名50音順で並んでいるので、まとめています。

<学研M文庫>
これも別棚。買いたいものは買い尽くした気もしますが。文庫化を待っている諸作がありますが、伝奇オカルトからは手を引いたのかなあ?

<ちくま>
言うまでもなく別棚。学芸文庫なども含みます。
<ラノベ>
これも別です。版元名の50音順です。

<コミック>
これも別です。コミック文庫も含みます。

<新書>
版元名の50音順で。新書の棚は著者名順のところと、版元固有の番号順のところが混じっていて迷いますが。確か平凡社ライブラリーもここ。

これに加えて<原本>というシートがあります。これは、メールて送った追加分探求書リストデータを新たに張り付けておくシート。折を見て、各シートに振り分けます。スマートフォンで複数シートのエクセルファイルが編集できるようなら、最初から各シートに振り分けておけるのですが……どうなることやら。