ミステリが読みたい!〈2009年版〉
販売元:早川書房
発売日:2008-11
2009/1/27読了。
年間ベスト本が増えていますが、やっぱり読み応えがあるのは『ミステリが読みたい!』だなあ。SFでは『SFが読みたい!』。何度も書きますが、周辺書への目配りがね。『このミス』を読んだあとでも、こんなに探求候補書がありました。一冊ずつリンク作成がめんどくさくなったので、そのままアップしちゃお。
- 『ゴーリキー・パーク』 マーティン・クルーズ・スミス ハヤカワ文庫NV
- 『ブルー・ヘヴン』 C・J・ボックス ハヤカワ文庫HM
- 『ロミオ』 ロバート・エリス ハヤカワ文庫HM
- 『タンゴステップ㊤㊦』 ヘニング・マンケル 創元推理文庫
- 『相棒』 五十嵐貴久 PHP研究所
- 『もう誘拐なんてしない』 東川篤哉 文藝春秋
- 『幻の女』 ウィリアム・アイリッシュ
- 『追跡者』 パトリック・クエンティン
- 『リンガラ・コード』 ウォーレン・キーファー
- 『ポルトガルの四月』 浅暮三文 早川書房
- 『七番目の仮説』 ポール・アルテ 早川書房
- 『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』 ギルバート・アデア 早川書房
- 『ウォリス家の殺人』 D・M・ディヴァィン
- 『霧と雪』 マイケル・イネス 原書房
- 『ケンブリッジ大学の殺人』 グリン・ダニエル 扶桑社文庫
- 『数独パズル殺人事件』 シェリー・フレイドント ヴィレッジブックス文庫
- 『古城ホテル』 ジェニファー・イーガン ランダムハウス講談社
- 『終わりの町の終わり』 ケヴィン・ブロックマイヤー
- 『ルーズベルト暗殺計画㊤㊦』 デイヴィッド・L・ロビンズ 新潮文庫
- 『イアン・フレミング極秘文書』 ミッチ・シルヴァー 小学館文庫
- 『四十七人目の男』 スティーヴン・ハンター 扶桑社文庫
- 『裁判員法廷』 芦辺拓 文藝春秋
- 『飛騨の怪談』 岡本綺堂
- 『ラジオ・キラー』 セバスチャン・フィツェック 柏書房
- 『ブライトノミコン』 ロバート・ランキン 創元推理文庫
- 『残虐行為記録保管所』 チャールズ・ストロス
- 『完全犯罪に猫は何匹必要か?』 東川篤哉
- 『クラリネット症候群』 乾くるみ 徳間文庫
- 『Хωρα死都』 篠田節子 文藝春秋
- 『殺人者は夢を見るか㊤㊦』 ジェド・ルーベンフェルド 講談社文庫
- 『処刑人の秘めごと』 ピーター・ラヴゼイ 早川書房
- 『奇跡の聖母』 ニール・オルスン 扶桑社文庫
- 『名もなき書㊤㊦』 アノニマス PHP研究所
- 『ゼロの迷宮』 ドゥニ・ゲジ 角川書店
- 『アトラスの使徒㊤㊦』 サム・ボーン ヴィレッジブックス
- 『アレクサンダーの暗号』 ウィル・アダムズ 二見文庫
- 『探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ』 ダイアン・A・S・スタカート ランダムハウス講談社文庫
- 『転生』 篠田節子 講談社ノベルス
- 『指し手の顔 脳男②㊤㊦』 首藤瓜於 講談社
- 『パラダイス・クローズド』 汀こるもの 講談社ノベルス
- 『蒼い月なみだ事件簿にさようなら!』 鯨統一郎 祥伝社ノンノベルス
TVプロデューサー小山正氏。『聖者は口を閉ざす』について、
小説読みにはたまらない重厚な大河犯罪小説。書店員諸君、こういう優れた小説をガンバって読まないと脳が腐るぞ。浅薄なお涙頂戴小説とは真逆の、真の感動の書なのだから。
と、おっしゃっています。<本屋大賞>の対象に海外文学が入っていないことをお怒りのご様子。海外文学が入っていないのは、たしかお祭だから、賞を受賞したとき、作家に直接来てもらえたりするから、というような理由だったと思いますけどね。<ガンバって>ってとこがイラッとさせるよな。