読了本ストッカー:彼らは何のために集められたのか?……『神のロジック 人間のマジック』

神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)
著者:西澤 保彦
販売元:文藝春秋
発売日:2006-09


 


 


2009/1/22読了。


いずことも知れない土地で、<学校(ファシリティ)>に通うミコガミマモル。マモルにはここに来るまでの数ヶ月間の記憶がありません。<学校>には、ステラ・ナミコ・デルローズ、ケネス・“詩人(ポエト)”・ダフィ、ケイト・“妃殿下(ユアハイネス)”・マックグロー、ビル・“けらい(オベイ)”・ウィルバー、ハワード・“ちゅうりつ(ニュートラル)”・ウイットの五人の級友がいて、<実習>と称される推理課題を解いて過ごす日々。マモルたちは果たして何のために集められているのか?


<神のロジック>ときて、幾何学的な建物の平面図、とくれば、森博嗣氏の『笑わない数学者』かと思ったり、いやいや岡嶋二人氏の『クラインの壺』か?とか思わせる説がでてきたりしましたが……う~ん、そうきたか。さすが西澤保彦!すべての伏線を回収しますねぇ。見事でした。