カーティス・ピーブルズ/著
皆神龍太郎/訳
文春文庫
2008/3/24読了。
本書は偶然店頭で見つけました。と学会で有名な皆神龍太郎氏の訳書とあっては、買わないわけには行きますまい。
- 「第1章 前兆」
- 「第2章 <空飛ぶ円盤>神話の誕生」
- 「第3章 UFO三大<古典>事件」
- 「第4章 エイリアン・クラフト」
- 「第5章 ワシントン侵略事件」
- 「第6章 CIAとロバートソン査問会」
- 「第7章 コンタクティの時代」
- 「第8章 全米空中現象調査委員会(NICAP)」
- 「第9章 一九五七年の目撃騒動」
- 「第10章 全米空中現象調査委員会VS.コンタクティ」
- 「第11章 六〇年代」
- 「第12章 コンドン・レポート」
- 「第13章 宇宙での接近遭遇」
- 「第14章 キャトル・ミューティレーション」
- 「第15章 アブダクション」
- 「第16章 ロズウェルとエリア51」
- 「第17章 <彼ら>はすでにここにいる」
- 「第18章 エイリアン・ネーション」
- 「補章 その後のロズウェル事件(UFO神話1994-1999) 疑似科学ウォッチャー皆神龍太郎」
- 「解説 UFO神話に真っ向から切り込んだ画期的著作 瀬名秀明」
いやぁ、すごい労作です。章ごとの内容を書こうかとも思ったのですが・・・無理、大変だ。なぜ人類がUFOに遭遇してしまうのか、その神話の発生から丹念に追っていますので、本書でも述べられているように、懐疑論者も肯定論者も、皆読むべき作品となっています。
まぁ、本書を読めば、異星人の乗り物としてのUFOは存在しそうにないことは誰にでも分かります。それにしても・・・人間っておもしろいなぁ。みんな自分の信じたい事を信じるんですねぇ。
五つ星です。