2008/1/6 読了。
年間で一番楽しみにしているブックガイド。なんといっても文庫限定ってところがいいですよね、〈文庫堂〉としては! ほかのブックガイドだと、巻末の索引とかみて「あぁ、やっぱり文庫じゃないのか・・・」ということが多くあるんだけど、本書の場合、その気になればすぐに手に入る(あくまでもその気になれば、ですけど)のが良い!
しかし、なんといっても今回の記述師的最大の収穫は、あの(!)高野秀行氏の〈偏愛BEST 10 藤沢周平 最強の藤沢小説に身悶えろ〉なのでした。
藤沢周平は読みたいものはだいたい読んだ(4冊で!!)し、あとは伝奇ものを読もうかと思っていた記述師の後頭部をガツンとやってくれました。
なんといっても、高野氏と意見が合う! 「市井もの」はベストテンから除外という姿勢とか。高野氏の文章を読んで、これは読んでみたい!と思ったのは以下のとおり。
- 『一茶 (文春文庫 ふ 1-2)』
- 『暗殺の年輪 (文春文庫 ふ 1-1)』
- 『よろずや平四郎活人剣〈上〉 (文春文庫)』
- 『よろずや平四郎活人剣〈下〉 (文春文庫)』
- 『たそがれ清兵衛 (新潮文庫)』
- 『天保悪党伝 (新潮文庫)』
- 『喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫 (192‐3))』
- 『新装版 春秋の檻―獄医立花登手控え〈1〉 (講談社文庫)』
- 『新装版 風雪の檻―獄医立花登手控え〈2〉 (講談社文庫)』
- 『新装版 愛憎の檻―獄医立花登手控え〈3〉 (講談社文庫)』
- 『新装版 人間の檻―獄医立花登手控え〈4〉 (講談社文庫)』
よし、読むべし!その他にも、読みたい本盛りだくさんでした。