読了本ストッカー:「われわれの古い物語を聞け」……『ヴァンパイア・レスタト㊦』

ヴァンパイア・レスタト〈下〉
アン・ライス  扶桑社文庫


2007/6/26読了。


まさにヴァンパイアクロニクル。上巻よりもさらに数千年をさかのぼり、いよいよヴァンパイアの「始祖」の物語が語られます。「始祖」・・・といえば『D』ですね。頭文字ではなくヴァンパイアハンターのほうです(そういえば朝日ソノラマ、営業権譲渡ですね。『キマイラ』も朝日からでるのかなぁ)。


ラストでは、20世紀に蘇ったレスタトが、ロックミュージシャンとして鮮烈なデビューを飾るのですが・・・まあ聖飢魔Ⅱみたいなもんでしょうかね(笑)。


それにしても『夜明けのヴァンパイア』から、随分レスタトの性格が変わっていて驚かされます。それにはちゃんと理由付けもされているんですが・・・アン・ライス、絶対そこまで考えてなかっただろ? 完全に後付けの理由っぽいです。
夜明けのヴァンパイア』を先に読むことをオススメします。そうすると「おぉ~」ってことが結構あります。