読了本ストッカー:書店の現場から。……『書店繁盛記』

書店繁盛記


田口久美子  ポプラ社


2007/6/15読了。


ご存知ジュンク堂副店長田口由美子氏のエッセイ集第2弾です。前作の『書店風雲録』も興味深く読ませていただきましたが、本作は現在進行形の書店の現場を扱った作品。今頃?という感じですが・・・いや、立ち読みでほとんど読んじゃったんですけどね。やっぱり手に入れないとねということで。


テレビ東京の「カンブリア宮殿」でもやっていましたが、ジュンク堂では理工書の売上構成比が20パーセント以上という恐ろしい数字らしいですね(大阪本店だか三宮店だかだったと思いますが)。お客さんが専門家っていうのがさらに恐ろしい。そのほか人文書、法経書など、ジュンク堂の得意とする専門書分野が一通り触れられていて、大変勉強になりました。


書店に戻りたいなぁ・・・とコソッと言ってみる。もちろん版元は版元で面白いし遣り甲斐もありますが・・・やっぱり持ち球が自分のところの本しかない(当たり前ですが)ってのは寂しいですよね。