山田風太郎 角川文庫
2007/4/11読了。
「おれはおれ、柳生十兵衛だ」・・・かっこいい～（しつこい？）。これしかないと思ってエントリタイトルにしたら、今日営業中に立ち読みした（買えよ）『山田風太郎全仕事』にも載ってましたね（ちょっと高くてやはり尻込み）。
いよいよ宝蔵院胤舜、柳生如雲斎、天草四郎、荒木又右衛門、柳生但馬守、宮本武蔵など、残りの転生衆の魔剣士たちと、十兵衛の戦いがクライマックス。といっても、十兵衛独りの力ではなく、犠牲になる「（自称）柳生十人衆」の助けも大きいんですけど。さらに上巻で十兵衛自ら課した戦いのルールをめぐって、十兵衛、転生衆だけでなく、徳川頼宣配下の根来忍者なども入り乱れて、もう大変です。なんとなく「影の軍団」のイメージで、根来忍者と言えば十兵衛の味方だと思っていたので変な気分です（笑）。
よ～し、映画版借りてこよう！クボヅカ版ではなく、渡辺裕之版（見たことないけど）でもなく、千葉アニキ版ですよ。
なんといっても、柳生但馬守役の若山富三郎の怪演！ほんと反則だよ・・・○○って！ほんと見たくなってきた。
千葉アニキは現在、大河ドラマ『風林火山』で板垣信方役で出演中。まさか大河ドラマで千葉アニキのアクションが見られるとはね・・・すげえNHK。
十兵衛も村上“スカイライダー”弘明氏主演で、NHK木曜時代劇で『十兵衛七番勝負』やってますね。村上氏は十兵衛率（なんじゃそれ）高いですよね。松本幸四郎氏が但馬守を演じた長時間ドラマ（題名忘れた）でも十兵衛演じてたし。『編笠十兵衛』でも十兵衛役（柳生十兵衛の隠し子とか、なんかそんなつながりでしたけど）やってたし。
というわけで、もちろん五つ星です。
