本の雑誌 326号 [雑誌]出版：本の雑誌社(2010-07-13) 『叫びと祈り』 梓崎優 『ラカド 煉獄の教室』 両角長彦 『変愛小説集②』 岸本佐知子 講談社 『月が昇らなかった夜に』 ダイ・シージエ 早川書房 『さよならペンギン』 大西科学 ハヤカワ文庫JA 『ペンギ…

ダ・ヴィンチ 2010年 08月号 [雑誌] [雑誌]出版：メディアファクトリー(2010-07-06) 『退出ゲーム』 初野晴 角川文庫 『ワン・ドリーム みんなでひとつの悪い夢』 中井拓志 角川ホラー文庫 『NOVA②』 大森望／編 河出文庫 『ハル、ハル、ハル』 古川日出男 …

シャングリ・ラ 上 (角川文庫) [文庫]著者：池上 永一出版：角川グループパブリッシング(2008-10-25) 2010/7/13読了。 池上永一ってすげぇなぁ～！と感じさせるこの一冊。 文句なしの五つ星です！ しっかりＳＦもし、炭素経済という飛び道具も擁し、オカルト…

錬金術師の魔砲〈下〉 (ハヤカワ文庫FT) [文庫]著者：J.グレゴリイ キイズ出版：早川書房(2002-11) 2010/7/7読了。 一応「伝奇」のカテゴリに配しましたが、偽史ものというより錬金術的スチームパンクかなあ？（そんなんある？） これで完結かと思いきや、ど…

錬金術師の魔砲〈上〉 (ハヤカワ文庫FT) [文庫]著者：J.グレゴリイ キイズ出版：早川書房(2002-11) 2010/7/2読了。 世界史選択ではないので、どこからが偽史なのか不明ですが、歴史改変ものです。 1681年、かのアイザック・ニュートンはを発見。世界は大錬金…

柳生武芸帳〈下〉 (文春文庫) [文庫]著者：五味 康祐出版：文藝春秋(2006-04) 2010/6/30読了。 ようやく読了。話があっちこっちに飛ぶので、メインの筋を追うのが大変でした（笑）。 しかし、その苦労も報われる出来。やっぱり、五味先生えぇなぁ……。 他の著…

本の雑誌 325号 [雑誌]著者：本の雑誌編集部出版：本の雑誌社(2010-06-10) 『ファージング①英雄たちの朝』 ジョー・ウォルトン 創元推理文庫 『暗闇の楽器』 ナンシー・ヒューストン 水声社 『去年はいい年になるだろう』 山本弘 PHP研究所 『アードマン連結…

柳生武芸帳〈上〉 (文春文庫) [文庫]著者：五味 康祐出版：文藝春秋(2006-04) 2010/6/21読了。 ご存知、今の柳生新陰流像を作り上げたといっても過言ではない、大巨編伝奇小説です。 なんといっても、すごいのは未完である、ということ。未完なのにこの密度…

SF入門 [単行本]出版：早川書房(2001-12) 2010/6/28読了。 参加した作家たちはみな、自らの愛してやまない名作が、いったいどのようなかたちで自分という表現者を創ったのかを、雄弁に語ってくれたからである。したがって、ここではいわゆる案内書にありがち…

狂乱西葛西日記20世紀remix [単行本（ソフトカバー）]著者：大森 望出版: 本の雑誌社(2009-09-09) 2010/6/19読了。 日本最古のWEB日記（おそらく）の書籍バージョンです。 『現代ＳＦ1500冊』的なバイヤーズガイド、『特盛! SF翻訳講座』的な翻訳業界裏話、…

ダ・ヴィンチ 2010年 07月号 [雑誌] [雑誌]出版: メディアファクトリー(2010-06-05) 『デュラララ!!⑧』 成田良吾 電撃文庫 『サマーバケーションEP』 古川日出男 角川文庫 『てのひらの中の宇宙』 川端裕人 角川文庫 『紅無威おとめ組 檀ノ浦の決戦』 米村圭…

南国群狼伝―続 赤い影法師 (新潮文庫) [文庫]著者：柴田 錬三郎出版: 新潮社(1995-12) 2010/6/9読了。 〈赤い影法師〉シリーズの第二作目です。

赤い影法師 (新潮文庫) [文庫]著者：柴田 錬三郎出版: 新潮社(1963-03-22) 2010/6/7読了。 柴錬の傑作伝奇小説『赤い影法師』です。 本書のキモは、なんといっても「影」の設定に尽きます！

活字倶楽部 2010年 06月号 [雑誌] [雑誌]出版: 雑草社(2010-04-24) 『書物法廷』 赤城毅 講談社ノベルス 『バッカーノ』 『バッカーノ1931鈍行編』 『バッカーノ1931特急編』 『バッカーノ1932』 『バッカーノ2001』 『バッカーノ1933㊤㊦』 『バッカーノ193…

リトル・カントリー (下) (創元推理文庫 (557-02)) [文庫]著者：チャールズ・デ・リント出版: 東京創元社(1993-05) 2010/6/2読了。 幻の作家ダンソーンの遺した限定本『リトル・カントリー』ですが、読む人によって内容が違う、という設定がツボでした。

リトル・カントリー (上) (創元推理文庫 (557-01)) [文庫]著者：チャールズ・デ・リント出版: 東京創元社(1993-05) 2010/5/26読了。 ダークファンタジーです。 海外の妖精ものって、非常に日本の土壌に近いものを感じます。善と悪が紙一重な感じというか……本…

ネフィリム―超吸血幻想譚 (角川ホラー文庫) [文庫]著者：小林 泰三出版: 角川書店(2007-09-25) 2010/5/19読了。 『ΑΩ』に続く黙示録的SF……という触れ込みで読み始めたのですが。 うぅ、なんじゃこりゃあ！ 小林泰三氏の、ぐちょぐちょ描写は健在なのですが、…

三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫) [文庫]著者：三浦 しをん出版: ポプラ社(2010-04-05) 2010/5/17読了。 いつもながら、三浦しをん氏のブック愛あふれるブックガイド。 文庫新刊で購入しました。 ほんと、なんでも読んでるなぁ。 梨木香歩氏のエッセイ…

本の雑誌 324号 [雑誌]出版: 本の雑誌社(2010-05-11) 『私たちには物語がある』 角田光代 小学館 『国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ』 吉田一郎 交通新聞社 『世界飛び地大全』 吉田一郎 社会評論社 『偽史と奇書の日本史』 佐伯修 現代書館 『偏食的生き…

ハルカ・エイティ (文春文庫) [文庫]著者：姫野 カオルコ出版: 文藝春秋(2008-10-10) 2010/5/13読了。 姫野カオルコ氏のワザが効きまくっている長編です。 アマゾンみると、結構辛口なレビューが多いんだなぁ。『ツ・イ・ラ・ク』と並ぶ傑作だと思うんですが…

ダ・ヴィンチ 2010年 06月号 [雑誌]販売元：メディアファクトリー(2010-05-06) 『僕とおじいちゃんと魔法の塔②』 香月日輪 角川文庫 『粘膜兄弟』 飴村行 角川ホラー文庫 『ラ・パティスリー』 上田早夕里 ハルキ文庫 『首無の如き祟るもの』 三津田信三 講…

ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 (創元推理文庫 (Mき3-6))著者：北村 薫販売元：東京創元社(2009-04-20) 2010/5/10読了。 本書が105円で手に入るとはねぇ……。 本書は、かのエラリー・クイーンの未発表原稿を北村薫氏が翻訳したという体裁を採…

弥勒の掌 (文春文庫)著者：我孫子 武丸販売元：文藝春秋(2008-03-07) 2010/5/7読了。 自らの浮気の結果冷えきった夫婦関係。そんな中突然妻が姿を消す。夫は「あぁ、ついに出ていったんだな」と考え、探したりはしない。ついでに妻の服なんかも整理してしま…

真田残党奔(はし)る (文春文庫)著者：五味 康祐販売元：文藝春秋(1987-09) 2010/5/6読了。 いくつか五味康祐作品を読み進めてきましたが、長編にいよいよ初挑戦です。 二代将軍秀忠の治世。大阪の役を生き抜いた真田十勇士の生き残り、猿飛佐助。同じ生き残…

十二人の剣豪 (文春文庫)著者：五味 康祐販売元：文藝春秋(1986-08-25) 2010/4/27読了。 ◆「曲淵主従」 ◆「赤褌の勘兵衛」 ◆「剣術者佐々道休」 ◆「籤の太郎左衛門」 ◆「咽仏玄蕃」 ◆「腰抜け外記」 ◆「山伏と彦丸」 ◆「勘左衛門の切腹」 ◆「さぁての勘解由…

氷の家 (創元推理文庫)著者：ミネット ウォルターズ販売元：東京創元社 2010/4/23読了。 初ミネット・ウォルターズです。すごいとは聞いていたけど、何となくスルーしていた作家。上司が会社のロッカーから出てきて譲り受けた本です。 まさに重厚って印象。