読了本ストッカー『真田残党奔る』

真田残党奔(はし)る (文春文庫)
著者:五味 康祐
販売元:文藝春秋
(1987-09)


2010/5/6読了。

いくつか五味康祐作品を読み進めてきましたが、長編にいよいよ初挑戦です。
二代将軍秀忠の治世。大阪の役を生き抜いた真田十勇士の生き残り、猿飛佐助。同じ生き残りの三好西海入道、由利之介らと大活躍(?)します。

本多上総介、古陰流柳生新太郎、越後少将忠輝、忠直、紀伊大納言頼宣、尾張大納言、独眼竜伊達政宗真田幸村の遺児にして伊達家小十郎の妻、東慶寺の天秀尼、土井利勝、知恵伊豆、柳生宗矩、柳生兵庫介
などなど、江戸初期の有名どころが(名前だけの出演もありますが)総出演!豪華です。
ただあまりにも盛りだくさんで敵味方が入り乱れるので……正直何が何やらという感じはします。
すべての伏線を回収しているのかどうかわからない……というか伏線って言葉がむなしくなってしまう(笑)傑作です。