読了本ストッカー:け、傑作!……『かさねちゃんにきいてみな』有沢佳映/講談社



2019/1/15読了。

こ、これはすごい!傑作じゃね?
小学生の超超超馬鹿らしい会話とかすさまじいし。
いつかさねちゃんが絶望しちゃうのか、ドキドキして読みましたが、

内容(「BOOK」データベースより)

かさねちゃん、ユッキーの、みんなの優しさや毎朝の出来事。集団登校の短い時間の中にある繊細な人間関係が清々しい。子どもたちが決して大人に見せない「子どもの世界」。昔からずっといた小学生を、いままでにない手法で描いた作品。講談社児童文学新人賞、受賞後第一作。

かさねちゃんがすごいのは、オレたちに、リュウセイにさえ、一度も、うんざりって顔をしないとこだ。ちがうな、ほんとにすごいのは、どうもほんとに、かさねちゃんはぜんぜん、リュウセイにも、この班のメンバーにも、うんざりしてないってこと。オレなんかしょっちゅう、いろんなことにうんざりして絶望すんのに。かさねちゃんが絶望を知らないはずはない。だってオレより一才長生きしてるんだから。 ──本文より。