なんとなく恐竜の子どもが出てくると思って、覚悟して?読み始めたのですが……それは『
遠い海から来たCOO』だったかー。
ポリネシアの島で、ホテルを営む父を持つ少年ティオが出会う島を訪れる人々、島に住む人々を描きます。
大きな大陸からずーっと遠くはなれた、小さい小さい南の島に住む少年ティオ。
「受け取る人がかならず訪ねてくるという不思議な絵ハガキをつくる絵ハガキやさん」など、ティオが島でであったちょっと不思議な出来事や、人々との出会いをさわやかに、美しくつむいだ物語です。いつかゼッタイにこんな島に行きたい、そして、不思議な島でのお話なんだけれども、その島はどこかに本当にあるのではないか?と思えるような気持ちにさせてくれる物語です。