福音館土曜日文庫の『夜の子どもたち』の加筆訂正版とのことです。
目に付く修正は、群青光の一人称が「あたい」からボクっ娘へ。湯久老人への呼びかけが「湯久さん」へ、あと子どもたちの年令が小学生から中学生へ、くらいでしょうか。
主人公の正夫が八塚市に派遣される前段階のエピソードもがっつりカットされ、さっと物語に入ります。
一番の改変はラスト。より現代的というか容赦ないエピソードに改変されています。
1996年の初版なのに、現政権とやってることがおなじ……本書が早かったのか、政権が後退りしているのか……。
1996年の初版なのに、現政権とやってることがおなじ……本書が早かったのか、政権が後退りしているのか……。
あとは作中作になっているっぽいシリーズを読まなくては!
それにしても誤植が多い本でした。それが残念!