【日下】 大森さんから「ここをこう解釈すれはりっぱなSFとして読める」という熱心な後押しはあったものの、そこまで好意的に解釈しなければSFと読めないものをSF短編賞とするのには抵抗があった。
◆「夢見る葦笛/上田早夕里」◆「ひな菊/高野文緒」◆「夕陽が沈む/皆川博子」◆「箱/小池昌代」◆「スパークした/最果タヒ」◆「日下兄妹/市川春子」◆「夜なのに/田中哲弥」◆「はじめての駅で 観覧車/北野勇作」◆「心の闇/綾辻行人」◆「確認済飛行物体/三崎亜記」◆「紙片50/倉田タカシ」◆「ラビアコントロール/木下古栗」◆「無限登山/八木ナガハル」◆「雨ふりマージ/新城カズマ」◆「For a breath I tarry/瀬名秀明」◆「バナナ剥きには最適の日々/円城塔」◆「星魂転生/谷甲州」◆「あがり/松崎有理」第1回創元SF短編賞受賞作