読了本ストッカー:子どもの本を楽しめなくてもいいのです。でも、値打ちはわからないといけません……『かんこのミニミニ子どもの本案内#6さいから12さいまで』


2014/1/28読了。

以前読んだ『かんこのミニミニ世界児童文学史』と同じく「図書館員のカキノタネ」と副題にあるように、本来図書館員に向けて書かれた本です。
でも『かんこのミニミニ世界児童文学史』がむちゃくちゃ有用なブックガイドだったので借りてみました。

子どもが生まれて、絵本とか読み聞かせをたくさんするようになりましたが、なんとなく居心地の悪い感じを、感じる瞬間がありませんか?
なんか「これが良書ですよ~」的な?

最近、上の娘が西東社のミラクルシリーズに激ハマりしてるんですよ……。
最初はさすがに「お!?」と思いましたが、自分の中に良書幻想らしきものがあることに気が付いて愕然!
「なんでも買って(借りて)くれ」と心を入れ替えました。
心理テストとか占いとかは否定してますけどね(笑)。

逆に図書館で「こんなにたくさん読めないでしょ!!」って怒ってるお母さんも多いこと多いこと……いいじゃん、たくさん借りたげればさ。うちは40冊ぐらい借りてますわ(笑)。

それにしても、赤木氏の子どもたちの選書眼に対する信頼感ったらないね!
気持ちイイッス。

ゲームブックに対して)あんなに喜んで楽しんでるのに、どうして取り上げようなんて頭が働くのかね? そしてどうせ入れるなら、そのジャンルの最高峰のものを……って思わないのかな?

軽い物しか読まない子を悪く言う人って結構いるけど(「このごろの子ってホントにいい本読まないわね!」っていう手あいよ)、人の趣味をあーだこーだ言うのって、そもそも失礼なことだし、まるで子どもが悪いみたいなその言い方! 頭にくるよ!

児童書担当図書館員は、子どもの本を楽しめなくてもいいのです。でも、値打ちはわからないといけません。
他人に似合う服を選んであげられる人が、自分にその服が似合わなくてもいいのと同じです。相手に似合うことが肝心……なのです。


上の子が小学生になって、自分で本をドンドン読むようになったので、読み聞かせをする機会がぐっと減ってしまいました。反省……。
最近はミステリ好きになってきて、杉山亮氏の『名探偵』シリーズにハマっています。
ほぼ読み尽くしたので次のミステリものを探しているんですが、自分が子どものころ読んでいた『マガーク探偵団』シリーズやら『シャーロック・ホームズ』やらチラミセしたところ、反応がよろしくない……。表紙がいけないのかなぁ?

『なん者ひなた丸シリーズ』 斉藤洋 あかね書房
『首なし地ぞうの宝』 那須正幹 学研
『一二三と、四五ロク』シリーズ 那須正幹
『ふたりだけのキャンプ』 那須正幹
『六年目のクラス会』 那須正幹
『ぼくらの地図旅行』 那須正幹
『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』 岡田淳 偕成社 偕成社文庫
『ようこそ、おまけの時間に』 岡田淳
『びりっかすの神さま』 岡田淳
『さんまマーチ』 上條さなえ 国土社
『100てんをめざせ!ふうちゃん』 上條さなえ PHP研究所
『テーオバルトの騎士道入門』 斉藤洋
ベンガル虎の少年は…』 斉藤洋
『サマー・オブ・パールズ』 斉藤洋 講談社
『こきげんなすてご』 いとうひろし 徳間書店
『さよならは霊界から』 中島信子 旺文社
『トビウオは木にとまったか』 菊池俊 アリス館牧新社
『ぼくの東京ミステリー#02ヘルンさんの茶色のかばん』 新冬二 PHP研究所
『ミステリーホテル#02死体は遅刻する』 フィリス=レイノルズ=ネイラー 偕成社
『少年探偵ハヤトとケンシリーズ』 偕成社
『こちらB級探偵団シリーズ』 偕成社
『クロウ・ルス少年探偵団シリーズ』 偕成社
『名たんていカメラちゃんシリーズ』 かんどりのぶお 国土社
『ふたごたちはたんていだんシリーズ』 フレーベル館
『ぼくはめいたんてい#06ゆきの中のふしぎなできごと』 マージョリー・W・シャーマット 大日本図書
『少年探偵ブラウンシリーズ』 ドナルド=ソボル 偕成社
『キツネ森さいばん』 佐々木利明 福音館書店
『コンピュータ探偵ミネルバ』 クレア・マッケイ さ・え・ら書房
『殺しのフロッピー・ディスク』 I・ドロッズ 金の星社
『水の精SOSを発する』 J・ペストゥム 文研出版
『ホームズ少年探偵団』 ロバート・ニューマン 佑学社
『ハラハラトリオ はちゃめちゃ作戦』
『ハラハラトリオ ジェットコースター作戦』
『ハラハラトリオ ゆうかい作戦』 ビャーネ・ロイター ポプラ社
『ゆうれいシリーズ』 杉山径一 PHP研究所
『百万年の船三部作』 ポール・アンダーソン
『ゆうれいの足音』 庄野英二 学校図書
『ひとりでいらっしゃい』 斉藤洋 偕成社
『ワールドイーター#天才少年宇宙を救う』 ロバート・スウィンデル ほるぷ出版
『お江戸の百太郎シリーズ』 那須正幹 岩崎書店
『源平の風#白狐魔記』 斉藤洋 偕成社
『ウィロビー・チェースのおおかみシリーズ』 ジョーン・エイキン 冨山房
『とんでもない月曜日』 岩波書店 岩波少年文庫
『パディーの黄金のつぼ』 ディック・キング・スミス 岩波書店
『アンと山の小びと』 アリソン・アトリー 学研
『小さい魔女』 プロイスラー
『ひかりの国のタッシング』
『マツの木の王子』
『町かどのジム』 エリノア・ファージョン 学研
『きかんぼのちいちゃいいもうと』 ドロシー・エドワーズ 福音館書店
『くまの子ウーフ』 神沢利子 ポプラ社
『こぶたくん』 ジーン・バン・ルーワン 童話館出版
『わたしのおかあさんは世界一びじん』 ベッキー・ライアー 大日本図書
『ねことバイオリン』 タマラ・キット 大日本図書
『ふくろうくん』 アーノルド・ローベル 文化出版局
『ヘムロック山のくま』 アリス・デリグレーシュ 福音館書店
『ルーシーの家出』 キャサリン・ストーア 子ども文庫の会
『だから、ぼくは強いクマなんだ』 イリーナ・コルシュノウ 大日本図書
『こびとのぼうけん』 ボーハイルド=ダール 学研
『チャーリー・ムーン大かつやく』 シャーリー・ヒューズ 佑学社
『身がわり王子と大どろぼう』 シド=フライシュマン 偕成社
『ゆかいなホーマーくん』 ロバート・マックロスキー 岩波書店
『小さなバイキン』 グルーネル=ヨンソン 学研
『小さい水の精』 プロイスラー
『エーミールと大どろぼう』 アストリッド=リンドグレーン 講談社
『トムのあだなは大頭脳』 J・D・フィッツジェラルド ポプラ社
『ひとりっ子エレンと親友』 ベバリィ・クリアリー 学研
『メイベルおばあちゃんシリーズ』 アリータ・リチャードソン 朔北社
『ウーヌーグーヌーがきた!』 イリーナ・コルシュノウ さ・え・ら書房
『マチルダはちいさな大天才』 ロアルド・ダール 評論社
ハリネズミぼうやは学校がすき』 アリソン・アトリー 偕成社
『50点先生と27人の子どもたち』 エリザベス・シュティーメルト さ・え・ら書房
『ちびくまくん学校へいく』 イングリート・ユーベ 偕成社
はじめてのおてつだい』 ジャネット・マクネイル 岩波書店
『もしもし……はなしちゅう』 G・ロダーリ 大日本図書
『ふとんかいすいよく』 山下明生 あかね書房
『火のくつと風のサンダル』 ウルズラ・ウェルフェル 学研
『あのね、わたしのたからものはね』 ジャニス・メイ・ユードリイ 偕成社
『おねえちゃんはドキドキ1年生』 シャスティン=スンド 講談社
『こんにちは、バネッサ』 マージョリー・W・シャーマット 岩崎書店
『おしゃべりのできる小イヌ』 ベティ=ブロック 学研
『小さな魔法のほうき』 メアリー・スチュアート あかね書房
『黒ねこの王子カーボネル』 バーバラ・スレイ 岩波書店
『時の旅人』 アリスン・アトリー 評論社
『とびきりすてきなクリスマス』 リー・キングマン 岩波書店
『ぬすまれた宝物』 ウィリアム・スタイグ 評論社
『ハリスおばさんパリへ行く』 ポール・ギャリコ
『水曜日のクルト』 大井三重子 偕成社 偕成社文庫
『みどりの森はだれのもの』 マリー・マルクス さ・え・ら書房