読了本ストッカー『衣裳戸棚の女』




2005/6/6読了。
舞台「スルース」の原作者ピーター・ アントニイの作品です(見たように言っているけど見てません。映画も見てません……)。
薄いですがなかなかの傑作で、訳者の力かユーモア満点の文章も非常に素敵です。
窓も扉も鍵のかかった部屋の中に死体があり、 部屋の中にある衣裳戸棚の中には縛られ気絶した女 が一人・・・。わりと早い段階で怪しい人がワラワ ラと出てくるんですが、落ちにも驚かされました。 このサイズでまとまりのよい(それでいて物足りなさの無い)作品に仕上げたアントニイはすごい。