美食探偵 (角川文庫)
著者:火坂 雅志
販売元:角川グループパブリッシング
(2008-12-25)
2010/1/25読了。
明治のベストセラー『食道楽』の著者、村井弦斎を探偵役に据えた連作ミステリです。
記述師の読んだのは角川文庫ですが、その後講談社文庫から復刊(?)されている様子。
カバー自体は講談社文庫のほうが好みですけれどね。
火坂雅志氏の作品は、伝奇小説を中心に読もうと思っているのですが、まずは手始め。
◆「海から来た女」
◆「薄荷屋敷」
◆「消えた大隈」
◆「冬の鶉」
◆「滄浪閣異聞」
以上5編。黒岩比佐子氏の巻末解説によって、弦斎と多嘉子のその後が語られるのでホッとします。
しかし、こんな絵に描いたような愛妻家って、明治にいるのかなぁ……。