読了本ストッカー:『鬼神の血脈』

鬼神の血脈 (角川文庫)鬼神の血脈 (角川文庫)
著者:榊原 史保美
販売元:角川書店
発売日:1996-03





2009/7/14読了。

加門七海氏の『血脈』を間違えて買ったのかと思いきや……あれ?ちゃんとこっちも買っとったな……。
巻末解説で絶賛しているのも東雅夫氏だし、間違いない。本来読みたかったのはこちらでした(笑)。

文楽の世界に突如出現した新星、<鬼若>。 師匠をはじめとする各界の巨人たちが魅せられる、その魅力の源はなんなのか?
学研『ムー』をモデルにしたと思われる学究社(笑)の雑誌『アトランティス』(笑)の編集者である主人公は、鬼神を祀るという九州の百目鬼一族を探ります。

期待していたのは<芸>に棲みつく<魔物>を巡るようなそんな物語だったのですが、意外にあんまり芸事には踏み込まず。でもかなり面白かったです。まさに<伝奇ロマン>と言った感じ。