読了本ストッカー:『生首に聞いてみろ』

生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
著者:法月 綸太郎
販売元:角川書店
発売日:2007-10


 


 


 


2009/7/6読了。


都筑道夫氏の『なめくじに聞いてみろ』を読んだのは、もう四年も前かあ~。久々の法月作品。


なんとなくノンシリーズかと思っていたんですが、綸太郎シリーズでした。法月氏の作品は(寡作なせいもあって)結構読んでるハズ……と思ってたけど、調べてみると読み残しがあるな……。


前衛彫刻家の川島伊作は娘の江知佳を直に型どりした石膏像を死の寸前に遺します。しかしその首が切断され、持ち去られてしまいます。誰が、一体なんのために持ち去ったのか?そもそも石膏像に頭部は存在したのか?江知佳の叔父で川島伊作の実弟川島敦志に依頼されわれらが法月綸太郎が調査に乗り出します。


いや~堪能しました。『本格ミステリーを語ろう!』を読んだ後だからかもしれませんが、いろいろな気をつけて読むとまた格別。様々に張られた伏線がまとまる様子が久々に!エピグラフもよく選んであって意味深だし(笑)。最近本格ミステリ読んでなかったもんなあ~。