四畳半神話大系 (角川文庫)
著者:森見 登美彦
販売元:角川書店
発売日:2008-03-25
2008/12/5読了。
『太陽の塔』に比べると、ファンタジー濃度が若干弱まっていますが(そうか?)、記述師的にはかなりオモロいです。「新入生のとき、別のあのサークルに入っておけば良かった……」と後悔する主人公が、大学生活を4回繰り返す(主観では繰り返していない)物語。本当にそこはかとなく可笑しな文章で、ニヤニヤしてしまいます。
各短編が、なんだか恩田陸氏の『三月は深き紅の淵を (講談社文庫)』みたいなリンク具合で、かなりツボでした。
しかし……基本的にすべて幸せになっとるじゃないか!