角川文庫
2007/11/22 読了。
ややこしいのばかり(?)読んでいたのでこの辺でヤングアダルトを。帰りの電車と家とでさっと読み終わりました。
これ、なんで読もうと思っていたのか・・・まったく覚えがないのですが。
プロット、キャラクターともに、解説の北上次郎氏絶賛の作品です。世田谷区に住み、文京区の私立中学校に通うエリート中学生の優が主人公。ひょんなことから(古典的表現をしてしまった)ド!田舎の中学校(しかも分校、生徒3人)に転校するはめになった優は、自分を貫いて勉強の日々を送ろうとするのですが・・・。
本当にド真ん中の青春小説ですね。こういうのキライじゃないです。でもどうしても山田詠美氏の『ぼくは勉強ができない』と比べてしまいます。まああちらは高校生だし、時代も違いますが。解説で紹介されていた笹生氏が高校生を描いたという作品を読んでみたいです。