2014/2/7読了。
エスパーであり、かつスパイ。
エスパースパイ→
エスパスパイ→
エスパパイ→
エスパイ……。
10回クイズのようなタイトルですが、
小松左京氏の手に掛かると、このような国際謀略スパイ活劇になります。
なんつったって、世界を平和に導こうとする
エスパーたちの集団が、
軍縮と東西緊張緩和を推し進める、
ソ連邦書記長の暗殺を企てる悪の
エスパー集団と暗闘を繰り広げる……んだから、凡百の作家では書き終えることができません。
同じような設定の物語(アニメやマンガも含めて)は、これでトドメを刺されてるんじゃないですかね?
「人間の悪とはなにか?」という問題も突き詰めます。