2011/7/15読了。
ジョン・ランプリエールは、
ジャージー島に住む本好きの青年にして古典学者。
ジョンは自分が読んだ本の通りに物事が実現していると疑い始めますが、そのうち女性の水浴びに出くわした父親が、猟犬に噛み殺されるという悲劇が起きます。
ギリシャ神話のアクタイオンの物語そのままに。
ロンドンに出たジョンは「投影的他覚的辞書語彙反響動作症」と診断(?)され、「辞書を書くこと」という治療法を勧められます!なんじゃそれ!
注のついた『
フーコーの振り子』と言えます(笑)。非常に読みやすい。