読了本ストッカー:ああ勘違い……『事故係 生稲昇太の多感』

事故係 生稲昇太の多感 (講談社文庫)


首藤瓜於


講談社文庫


2008/7/10読了。


 


首藤瓜於と言えば『脳男 (講談社文庫)』、『脳男』といえば首藤瓜於。それくらい衝撃的でした、『脳男』。


続く第2作ということで期待大で読み始めると・・・ん?こんな話?警察の捜査課と関わりのない部署が事件を解決する系(どんな系だ)の話だと思ってたら・・・。どうやら西澤保彦氏の<腕貫探偵>シリーズと勘違いしていたみたい~。というわけで、ラストにどんなどんでん返しがあるのかドキドキしていたのですが、ごく普通の警察小説でした。


まったく新しい警察小説みたいなコピーがかかれていましたが、熱血主人公にクールな先輩、普段はグダグダだけどいざという時、真価をキラリとみせる同僚や上司(見せないやつもいますけど・・・)というごくごく普通のよくある小説・・・ではないかな?他の読み方があるのか?


乃南アサの『ぼくの町』を思い出しました。いや、面白いですけどね、普通には。『脳男2』に大期待!ということで。


それにしても絶対に伏線だと思っていたところが、ぜんぜん伏線じゃなかったときの衝撃といったら・・・先入観は身を滅ぼすということで。