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読了本ストッカー:『アルファベット・パズラーズ』大山誠一郎/創元推理文庫


2015/2/2読了。

久しぶりにがっつり本格ミステリです。
翻訳家の、精神科医の、警視庁刑事の、そして三人の住むマンションの持ち主の四人が繰り広げる推理を描きます。

「Pの妄想」……家政婦に毒を盛られるという妄想(?)を口にする資産家の夫人。周りの人間はそれを信じないのですが、夫人は実際毒殺されてしまいます。真相は? ちょっとむりくり……な感あり?
でも普通に考えたらこうだよな、という印象の出来事がオセロのようにひっくり返る感覚は素敵でした。

「Fの告発」……指紋認証システムがらみミステリ。う~んと、これって上手くいきます?

「Cの遺言」……こういう大がかりな奴、好きです。

「Yの誘拐」……誘拐ミステリ。ネタバレ気味で言いますと、ラスト前の推理(精神科医の)があまりにもイマイチだったので、ラストの衝撃半減……と思ったのですが、最終的にはすべての伏線に三重くらいの意味を持たせてあり、結構しびれました!