読了本ストッカー: 「ほこりまみれだったが、そんなことは問題ではない。ほこりは、はたけば落ちる」…… 『探書記』横田順彌/本の雑誌社
2014/8/20読了。
横田順彌氏の古本エッセイです。
本の雑誌社の発行ですが、〈活字倶楽部〉という叢書の一冊のようです。
横田氏といえば、明治SFの雄ですので、出てくる本もその時代のものばっかり。
古本者としての金言(?)が満載です。
ほこりまみれだったが、そんなことは問題ではない。ほこりは、はたけば落ちる。
「江口書店のこと」
とりあえず欲しい本を手に入れたのだから、むろん文句はないのだが、ひょっとすると、この十一年間に江口書店にあった、もっとすごい大物を入手しそこなってしまったのではないかという気がする。
もし、そうだったら、どうしよう。まぁ、どうしようもないのだが……。
ところで、話は変わるが、三月の末に引っ越しをした。押し入れに放り込んであった本の整理をしていたととろ、なぜか、一九七〇年度の星雲賞の楯が出てきた。もちろん、ぼくがもらったものではなくて、J・G・バラードに贈られるはずのものだ。なんで、こんなものが、ぼくの家にあったのだ。まったく、理由がわからない。心当たりのある人がいたら、なんとかしてもらいたい。
宮田珠己氏はこの系列(どの?)なのかと思いませんか?