読了本ストッカー:けっこう驚きました……『黄昏のベルリン』



2013/4/3読了。

久しぶりの連城三紀彦作品。

画家である青木優二は、エルザというドイツ人女性に出会います。エルザは、優二がナチスドイツの強制収容所で生まれた人間だと告げるのですが……。

連城氏らしく、しょっぱなから小さなトリックが炸裂する謀略ミステリです。
記述師の貧弱なこの方面の読書歴では、宮本輝氏の『オレンジの壺』、五木寛之氏の『戒厳令の夜』みたいな感じかなぁ。1988年「週刊文春ミステリー ベスト10」第1位だそうで、けっこうラスト驚きました!