読了本ストッカー:あれ?シリーズものだった……『銀座開化おもかげ草紙』


2013/3/25読了。

時は明治七年。時節に乗り遅れ、鬱々とした日々を送る元幕臣久保田宗八郎は、こちらはちゃっかりと時節に乗りまくっている兄の正矩の口添えで、銀座三丁目にある「九星堂」という唐物屋に用心棒として雇われます。

九星堂の主人は、旧大垣藩主、戸田采女正の子息、戸田三郎四郎。その隣には、キリスト教の書籍を販売する「耶蘇教書肆 十文字屋」が……。

ラストは大盛り上がりの中、幕を下ろしますが、解説を読むと、ぬぁんと! 前日譚&続編があるようですね!
活字倶楽部』で本書だけ紹介されていたので……不勉強でした~。

『幕末あどれさん』 松井今朝子 幻冬舎 幻冬舎時代小説文庫
『銀座開化おもかげ草紙シリーズ#02果ての花火』 松井今朝子 新潮社 新潮文庫
『銀座開化おもかげ草紙シリーズ#03西南の嵐』 松井今朝子 新潮社 新潮文庫