読了本ストッカー『ありがと。#あのころの宝もの十二話』




2005/8/26読了。

アンソロジーはあまり読まないのですが、なんか 「ほっこり」した紙質が好きで買ってみました。

一 番面白いのは中山可穂氏の「光の毛布」でしょう か。安野モヨコの『働きマン』と同じように、仕事 のやりがいについて考えてしまいます。

あと加納朋 子の「モノレール猫」。ベタベタの展開ですが、こ ういうの好きです。

藤野千夜氏の「アメリカを連れ て」や三浦しをん氏の「骨片」、光原百合氏の「届 いた絵本」もおすすめ。
特に「届いた絵本」に出て くる変な家庭なのにそれを受け入れる冷静な子ども と無邪気な(?)両親っていうのは、樋口有介氏の 諸作品など記述師の好きな作品には頻出です。
本当はそうじゃないのかもしれないですけどね。