読了本ストッカー:巨旦将来降臨!……『元禄百足盗』



2012/12/25読了。

<祐天上人奇瑞シリーズ>第二弾!

前作でまんまと降臨してしまった妖神「巨旦将来」。
蘇民将来の弟とのこと。他の朝松氏作品にも出てきたよなあと思って探したのですが、『百怪祭』収録の「魔蟲伝」に出てきた魔神「未生不来」と間違ってたか!? 同じ第六魔天の魔神だからね……。

四十七の因子に別れて降臨した巨旦将来は、赤穂浪士四十七人に宿ります。
四十七士は、吉良邸襲撃の軍資金集めのため「百足盗」と名乗って、江戸で無法の限りを尽くします。
それを迎え討つのが、ご存知江戸の悪霊祓い師・祐天上人と甲府宰相綱豊の配下・大岡市十郎忠相(おぉ……)、吉良の剣客・清水一学、祐天を殺そうと付け狙っているのに、なぜかともに戦ってしまう刀根流之進、祐天を慕う吉原のあば安。

まあ、元禄はいろんな話があるので、江島(絵島)がでたりとか……。