読了本ストッカー『マルドゥック・スクランブル#02燃焼』



2012/11/26読了。

フェイスマンは言う。
「だが我々は……いわば役を仕込まれていない役者のようなものだ。君も私も、生を即興で演じなければならないという厳しい現実の中にいる。シナリオもなければ、何をするべきかを耳打ちしてくれる演出家も存在しない。気がつけば舞台に投げ出され-そしてこう言われる。生きろと。死ぬまで。それは野生だ。ただの社会的な野生動物だ。我々は、いつまでもそのような即興の社会に生きるべきではない。即興から人々を救う世界が必要なのだ。この“楽園”のように。それこそが、文明の意義なのだよ」
カジノがあるとはきいていたんだけど……こういうストーリーだったか!