読了本ストッカー『読者は踊る』



2012/5/21読了。

斎藤美奈子氏作品に初挑戦です。

初っぱなで、文芸書をあげつらっていたので、少し受け入れにくいかなと感じましたが、ノンフィクションをきちんと自分の言葉で仕分けしていく様子は、とても理知的なものを感じました。

一つのことを知りたいと思ったら関連書籍を何冊も読んで、探るというのは、瀬名秀明氏とも相通じるものがありました。

なんにせよ、ひとつの発想法ですべてを切ろうとするのは、世界の単純化にほかならない。そういう一元的なやり方は、もろいし危ない。

死海写本の謎を解く』 E・M・クック 教文館
死海文書のすべて』 ジェームス・C・ヴァンダーカム 青土社
『だれが、いばら姫を起こしたのか』 イーリング・フェッチャー 筑摩書房 ちくま文庫
縄文人の世界』 小林達雄 朝日新聞出版 朝日選書
『「複雑系」とは何か』 吉永良正 講談社 講談社現代新書