読了本ストッカー『完全版#池澤夏樹の世界文学リミックス』



2011/11/13読了。

海外文学の目利き、池澤夏樹氏によるブックガイドです。氏の編纂による『世界文学全集』をもとに、その周辺書も併せて紹介するもの。新聞連載のようですね。

『世界文学全集』の収録作はさすがにチェック済み……だと思いますが(不安なので『巨匠とマルガリータ』などはメモメモ)、周辺作への目配りが嬉しい。
しかも『アンナ・カレーニナ』とか『カラマーゾフの兄弟』とか、タイトルは知ってるし、ストーリーは詳しく知らないけど実家の本棚にはきっとある、そんな名作なんかも現代的な見方で紹介してくれる、大森望氏的なスタンスが嬉しい。

『安南#愛の王国』 クリストフ・バタイユ 集英社
巨匠とマルガリータ』 ミハイル・A・ブルガーコフ 河出書房新社
『イワン・デニーソヴィチの一日』 アレクサンドル・ソルジェニーツィン 新潮社 新潮文庫
ヴェネツィア#水の迷宮の夢』 ヨシフ・ブロツキー 集英社
クオ・ワディス㊤㊥㊦』 ヘンリク・シェンキェーヴィチ 岩波書店 岩波文庫
『ガラスの宮殿』 アミタヴ・ゴーシュ 新潮社
『情事の終り』 グレアム・グリーン 新潮社 新潮文庫
『アフリカの日々』イサク・ディネセン 河出書房新社
バベットの晩餐会』 イサク・ディネセン 筑摩書房 ちくま文庫
『老首長の国#ドリス・レッシングアフリカ小説集(「呪術はお売りいたしません」収録)』 ドリス・レッシング 作品社
『リトル・ドラマー・ガール㊤㊦』 ジョン・ル・カレ 早川書房 ハヤカワ文庫
『アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家』 エルサ・モランナ/ナタリア・ギンズブルグ 河出書房新社
『山猫』 G・T・ランペドゥーサ 河出書房新社 河出文庫
『モンテ・フェルモの丘の家』 ナタリア・ギンズブルグ 筑摩書房 ちくま文庫
『ある家族の会話』 ナタリア・ギンズブルグ 白水社 白水uブックス
ミラノ#霧の風景』 須賀敦子 白水社 白水uブックス
『コルシア書店の仲間たち』 須賀敦子 文藝春秋 文春文庫
ヴェネツィアの宿』 須賀敦子 文藝春秋 文春文庫
トリエステの坂道』 須賀敦子 新潮社 新潮文庫
須賀敦子全集#01~#08』 須賀敦子 河出書房新社 河出文庫
灯台へ』 ヴァージニア・ウルフ 岩波書店 岩波文庫
灯台へ/サルガッソーの広い海』 ヴァージニア・ウルフジーン・リース 河出書房新社
『ダロウェイ夫人』 ヴァージニア・ウルフ 光文社 光文社古典新訳文庫
イリアス㊤㊦』 ホメロス 岩波書店 岩波文庫
オデュッセイア㊤㊦』 ホメロス 岩波書店 岩波文庫
『ペネロピアド』 マーガレット・アトウッド 角川書店
『精霊たちの家』 イザベル・アジェンデ 河出書房新社
『砂の本』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 集英社 集英社文庫
『失われた足跡』 アレホ・カルペンティエル 集英社 集英社文庫
『赤い唇』 プイグ 集英社 集英社文庫
『シュザンヌと太平洋』 ジャン・ジロドゥ 青磁社
『ソングライン』 ブルース・チャトウィン 英治出版
パタゴニア/老いぼれグリンゴ』 ブルース・チャトウィン/カルロス・フエンテス 河出書房新社
『クーデタ』 ジョン・アップダイク 河出書房新社
『アップダイク自選短編集(「A&P」「ネヴァダ」収録)』 ジョン・アップダイク 新潮社 新潮文庫
Tバック戦争/影#小さな5つの話』/E・L・カニグズバーグ 岩波書店
『グループ』 メアリー・マッカーシー 早川書房 ハヤカワ文庫
『ロシア好色昔話大全』 アレクサンドル・N・アファナーシエフ 平凡社
『忍びの者#01~#05』 村山知義 岩波書店 岩波現代文庫
『キマイラ(「ドニヤーザード姫物語」収録)』 ジョン・バース 新潮社
『バートン版千夜一夜物語#01~#11』 筑摩書房 ちくま文庫
『創造者(「捕らえられた男」収録)』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 岩波書店 岩波文庫

左翼と右翼という二項対立がある。ピンチョンは左翼が活動する場は街路だという。群衆を煽って、体制を壊して、新しい秩序を作る。革命の幻想が彼らを動かしている。理想は未来にある。
一方、右翼にとっての世界は過去を温存する温室でしかない。栄光は過去にある。